スペインのテニスアカデミーの練習で大切にしている『遊び』の要素
スペインの練習では、ミニコートでのゲームや、前衛2人対後衛2人でのダブルスゲームなど、『遊び』の要素を取り入れた練習を必ず行います。低年齢のジュニアだけでなく、世界ランカーの練習でもです。そこで感じるのは、その『遊び』練習への取り組む姿勢です。一言でいうと、
本気
なのです。
本気で遊ぶ
低年齢ジュニアであれ、プロ選手であれ、前述のちょっとしたダブルスのポイントゲームでも、喧嘩腰になるほど本気です。実際に少しのジャッジで揉めることも多々あります。これは実際のテニスとは関係のない遊びのゲームだから、負けてもいいという感覚はありません。
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遊びの中で生まれるもの
真剣に遊んでいる中で、
・ボールを扱うアイディア
・相手とのやりとりで上回るアイディア
が生まれます。
・ボールを扱うアイディア
強弱のタッチや、スライスのタッチ、ボールを散らすタッチなどが学べます。
・相手とのやりとりで上回るアイディア
オープンスペースを作る、逆をつく、動きを止める、など相手とのやりとりを学べます。
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熱量
1日のカリキュラムの中に必ず、こういった『遊び』の要素が入った練習を入れるのは、スペインの特徴です。ですが選手達は、基本の反復練習よりも真剣にやっているのではないかと思うほどの熱量で取り組みます。テニスは高度に完成されたスポーツで、強くなるために必要なことは解明され、真面目に練習することが求められます。ですが、こういった『遊び』を真剣に取り組むことで得られることもあるし、勝つためには必要な要素であると感じます。
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