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テニスは、男女共に世界中でプレイされているスポーツです。野球やサッカーは、男女で比べると男子比率が高いですが、テニスはほぼ均等です。男子と女子の人気の差がないことも素晴らしいことだと感じます。ですが、競技としては当然違いが出ます。現場でジュニアを指導してきた感覚では、違いが現れるのは
・筋力
・感性
です。筋力は当然違います。ですが、小学生男子と高校生の女子とを比べると、高校生女子の方が筋力は強いはず。でもテニスのスタイルは異なります。筋力よりも根本的な感性に違いがあると思います。

されたくない願望

ポイントゲームを行うと、相手よりも先に強くコーナーに打って行きたがる傾向になります。男子は先に打たれてもそれほど嫌がらないですが、女子は嫌がる選手が多いです。ラリーから初めて徐々に攻めていくという形が作りにくいです。

女子の方がシンプルになりやすい

筋力に関係するかもしれないですが、男子ほどスピンの効いた高い軌道のボールを使いません。シンプルにクロスの展開からストレートに仕掛けていく形が多くなります。早いタイミングで強気に行くことが求められます。

男女は違う

例えば、車の運転においても男女の違いがあると感じる人は、多いのではないでしょうか？直線などでスピードを出すのは、意外と女性の運転だったりします。

個人差があり、各自の感性にあったスタイルを磨く

男女では、考え方や感じ方に違いがあります。それは戦い方にも顕著に出ます。女子には男子のような考え方は難しいし、逆も同じです。違う感性を持った違う生き物であるという風に考えると、アドバイスしやすくなります。あくまで傾向であり、女子でも男子のようなテニスが好きな選手もいます。個々人の感性を大切に育てられるといいと思います。