Tweet

2018年6月5日〜10日まで、パリ・ローランギロスで開催されていた全仏オープンを視察&観戦してきました。スザンヌ・ランランやフィリップ・シャトリエなどのメインスタジアムのチケットは高いので回避。20ユーロのグランドチケットで朝から夕方まで１日中、ジュニアの部を中心に勉強してきました。ジュニア選手には、年齢差、体格差があり、体格的に恵まれない選手は、力技ではない方法で勝負する能力を持っています。その中で重要な能力の一つに
次のところへ行く能力
があります。

ショットが良い

次のところへ移動して行くには、ショットの質を高めてラリーの主導権を握る必要があります。
・ボールの力
・ボールのスピード
・ラケットの真ん中に正確に当てる能力
のどれかで上回る必要があります。

バランスが良い

打った後のバランスが良くないと、
・相手の動きを見ることができない
・次の動きに移れない
ために、次のところへ行くことができません。軸を保ち、下半身を安定させたスイングが求められます。

戦術イメージがある

ポイントをフィニッシュする戦術的なイメージがあることで、次のところへ行く発想が生まれます。たくさん試合を見て、様々な決めパターン・戦術パターンを知っておくと有利に働くと思います。

パワーで上回れないなら機動力

世界でも日本でも、体格差は存在し、そう簡単に埋められるものではありません。力で勝てない時は、機動力と頭脳で上回るしかありません。力で勝負してくる選手が、しっかり構え込んだ瞬間に次のところへ行く能力で、パワーに対抗しましょう。