競技テニスを頑張るジュニア達の夏休み突入前に読んでもらいたいこと
さてもうすぐ夏休みスタートです。ヨーロッパのジュニアと比べると短いですが、普段と違って子供達にはたくさん時間があります。朝から夜までテニスコートで過ごしたい気持ちでいっぱいだと思いますが、夏休みは競技テニスを長く続ける上で、テニス以外のことにもチャレンジできる期間でもあります。
クロアチアのトーナメント
クロアチアの代表的な国際大会である、スムリクバボウルには、『More Than Tennis』というスローガンがあります。低年齢の頃から結果にこだわり過ぎずにテニスを通じてテニスを超える人生に役立つ価値観を見について欲しいという、主催者であるミオさんの思いがあります。また、先日の遠征で参戦したDubBowlでも、試合の後に毎日、お楽しみイベントが無料で用意されていて、テニスの結果に対してシリアスになり過ぎないようにというビジョンが共有されています。
文武両道を薦める海外コーチ
海外でトップジュニアやトップ選手を指導するコーチであっても、テニスオンリーの生活を送ることを推奨はしていません。将来を決める上での選択肢を増やしておいた方が良いという考えのコーチがほとんどです。
受験
小学低学年からどっぷりと競技テニスの世界にハマり、成果を出しているジュニアの中でも中学受験をするジュニアが増えているように感じます。早くから文武両道を意識し、準備を進めておくことで戦績を落とさずに志望校に合格するジュニアが増えています。
テニスを人生に生かすために
大切なことはビジョンを持つことです。子供達の将来をイメージすることで、目の前の結果にシリアスになり過ぎずに済みます。夏休みは、練習時間が多く取れるのでレベルアップのチャンスですが、同時にテニス以外のことに取り組むチャンスでもあります。テニスの量を減らすのは勇気が必要だと思いますが、自転車の乗り方と同様で、一度覚えたテクニックは忘れません。各ご家庭のビジョンを持って、価値ある夏休みを過ごしましょう!
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