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それは
・フォーム
・戦い方
・メンタルを
固めないこと
です。

フォーム

身体の発育によって、できる打ち方が変わってきます。無理して大人の打ち方をコピーする必要はないですし、一つの打ち方にまとめる必要はありません。大人と同じ打ち方に到達する経路も選手それぞれ違います。将来的な完成のイメージを持つことは大切ですが、加速のイメージをつける妨げにならないようにしたいです。

戦い方

勝つためには、「やりたいテニス」ではなく「できるテニス」に取り組む必要がありますが、大切なのはそのバランスです。試合に出る年齢がどんどん早くなっています。試合に出始めた頃から、しっかりと「テニスをする」ことで揉まれておく方が良いです。偏った戦術のみを極めてしまうと、それが通用しなくなった時（完成しなかった時）、戦えない選手になってしまいます。

メンタル

日本人を含めてアジア系の選手は、我慢強くメンタルの成熟が早いと言われます。反面、メンタル的な爆発力に欠け、高いレベルの集中状態に長くいることができないという評価もあります。我慢や緊張に関する耐性はありますが、良い状態を長引かせるには、違ったアプローチも必要です。

余白

いつも少しの余白を設けることで、選手は、楽しみ・考え・自主的に行動できる余裕ができます。競技テニスは、高度に成熟したスポーツで、「やらなければならないこと」がある程度決まっていますが、いつも少しの余白を設けることで、成長の伸び代を作ることができます。