戦術練習のポイントは、『横から見ている人にも何をやろうとしたか伝わるプレイをすること』


12月29日・30日に小学生女子選手を対象にイベントを行いました。
テーマは、
29日→『オープンコートを作って決めるストロークパターン』
30日→『前後の動きを使って格上を倒すフットワークと戦術』

各日ごとの練習メニューです。
29日
①相手を追い出すクロス+その後のポジション取り
②ストレートに流す+相手の動きを止めるタメの作り方
③相手を後に下げるストローク軌道+その次の展開(ドロップショットorドライブボレー)
④オープンコートを作った後の判断練習

30日
①余裕を持ってラリーするためのポジションと軌道+攻撃に移るショットとその後のポジション
②下がって時間を作る+相手のポジションを下げる軌道の作り方とその後の反撃
③畳みかける攻撃のポジション取りとライジングショット
④相手を下げた後の判断練習

2日間共に目標にしたのは、
『横で見ている人にも何をやろうとしたかが、伝わるプレイをすること』

ポジションやショットの軌道+スピード・回転の変化は、自分の中だけで違いを作っても
意外と微細な違いであることが多いです。
まずは、誰が見ても
・下がって守ろうとしている
・前に入って攻めようとしている
とわかるくらいにプレイできるようになることが大切。

選手たちには、自分以外の選手のプレイを見てもらい、うまく表現できている選手とそうでない選手の違いを知り、
自分たちのプレイに生かしてもらいました。
日頃からテニスを見ることの大切さもわかってもらえたと思います。
強くなる選手ほど、ポイント練習の順番待ちで自分がプレイしない時も、誰かのプレイを観察しているものです。

そうすることで観察力が高まり、少しの違いを見抜いて言語化できるようになります。
そこまでできれば、上手い人のプレイをコピーし始めます。

どういう状況でどういうショットを使うのが効果的か?
小学生のうちは、全ての戦術・スタイルを学びながら、自分に合ったスタイルを探していくのがいいと思います。

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