『世界を目指す』とは、違う山に登る感覚
日本のテニス環境にいながら海外での活躍を目標にしたい場合、
日本で勝のとはまた違う山に登るイメージで取り組む方がいいのかなと思います。
日本で都道府県で勝ちたい、地域大会で勝ちたい、全国大会で勝ちたいという風に目標を少しずつ上げようとすると、
小さい勝利を積み重ねる必要があり、どうしてもその場所で勝ためのルールに従って上達していく必要が出てきます。
世界で勝ためには、世界で勝ためのルールに則って基本技術を磨いていかなくてはなりません。
ただコートに安全にいれるだけの確率重視のショットでは戦い抜けません。
海外の選手とがっぷり四つに組んで打ち合えるボールが必要になります。
長身のフィジカルに恵まれた選手が放つサーブに対するリターンが必要になります。
長期間に渡ってホテル生活+じくり練習できない環境の中で力を発揮する能力が求められます。
それらは国内という山を登るためには、それほど必要とされないことです。
都道府県のランキングだと1位の選手と10位の選手では、できることに大きな差があるように思えますが、
世界で戦えることを基準に考える(違う大きな山に登ることを考える)と、その力には全く差がなかったりします。
高校(ジュニアが終わる)まで全国大会に出場できなくても、地道に世界を目指すことで、
世界ランクに名を連ねた選手もいます。高校までは、質の高いショットを打っていても拾われて負けていました
。20歳くらいから芽が出始めたと思います。
世界を目指したいなら、違う山をもう一度一から登り直すつもりで挑戦すべきです。
現状の日本ランクを気にして、もうちょっと日本ランクを上げてからなどと考える必要はありません。
というかそんなこと考える時間がもったいないです。早く新たな山を登り始めましょう。
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