クローズドスキルの練習を行う理由


低年齢からジュニアを指導していると、ランキングに追い詰められている子どもたちの存在に気づきます。
ひと昔前と比べて、ジュニアテニスの競争性は高まっていると感じます。

この場合の競争性とは、自分以外の他者との競争です。

プレイ+ステイの普及とともに指導のベースになったゲーム・ベースド・アプローチという考え方は素晴らしいものですが、
練習中も絶えず誰かと競争し、比べられてしまう環境に子どもたちを置いてしまうことになります。

私はクローズドスキルの練習をレッスンに取り入れるのが好きなタイプで、都道府県でトップクラスの選手や全国レベルでも勝てる選手に対しても基本的な練習をたくさん行う日を作ります。
自分が留学していたスペインのテニスクラブがそういう練習を行なっていて、マレー選手やクズネツォワ選手などがそんな練習をしながら世界のトップに上り詰めたのを見ていたことも理由の一つです。

しかし他にも理由はあってそれは、クローズドスキルの基本練習は他者との競争ではなく、自分自身との競争だからです。

ハードな反復練習は自分との対話であり、
・昨日自分をいかにして超えられるか?
・マンネリにならないよういかに自分を追い込めるか?
が問われます。

当然、良い練習ができたかどうかも他者からの評価ではなく、自分自身で評価します。
ジュニアテニスの環境に競争性が増してきたからこそ、クローズドスキルの基本反復練習の意味合いにまた違った切り取り方ができるようになったのではないかと思います。

絶えず誰かと比べられてしまったら疲れてしまうこともあります。
自分の評価は自分でできるようになることも大切です。

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