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こんにちは！
今日は、私が監修（テニスシーンの細かい表現の正確さやリアリティを第８話からチェックしています）を務めさせていただいているテニス漫画『ラブフォーティ』をご紹介します。
この作品は、すでに２巻まで出版されており、テニスを習っている子どもたちや、その保護者の方々から大変好評をいただいています。

まず、『ラブフォーティ』は、テニスの試合や練習で直面するさまざまな課題をリアルかつドラマチックに描いています。
物語の中では、主人公がコーチや仲間とともに苦悩しながらも成長していく姿が描かれ、読者に深い共感を与えます。
そして、何よりもこの漫画の素晴らしい点は、テニスをただのスポーツとしてだけでなく、「頭を使う競技」として捉え、その本質を伝えているところです。

この漫画の主人公は、もともと将棋のプロを目指していました。
しかし、テニスに夢中になり、新たな道を切り開いていきます。
頭脳を駆使して相手を読み、戦略を練るという将棋で培った能力を活かしつつ、体を動かす楽しさと難しさに挑戦していく姿は、読者に深い共感や気づきを与えます。

今回のブログで特にお伝えしたいのは、Amazonレビューに寄せられた、こちらの声です。

「子供にテニスを習わせています。よくコーチに、ホワイトボードや指導で、頭を使えといわれるものの、いまいちピンとこなくて困っていました。わからないがゆえに、力任せのプレーをしがちだったのですが、この本を読ませたら、イメージがわかったみたいで、テニスのモチベーションが上がりました。」

このレビューを読んだとき、私はとても嬉しく感じました。
この漫画が、単なるエンターテインメントではなく、実際にテニスを学んでいる子どもたちの成長や、
保護者の方々の悩みの解決につながっていると感じたからです。

『ラブフォーティ』が描く「頭を使うテニス」とは？

テニスは、ただ速いボールを打ち合うだけの競技ではありません。
試合中には、自分の状況や相手の動きを瞬時に判断し、次の一手を考える必要があります。
いわば、テニスは身体だけでなく頭を使うスポーツなのです。

しかし、多くの子どもたちは、「頭を使え」と言われても、それが具体的に何を意味するのか、どうすればいいのか分からず戸惑うことがあります。
『ラブフォーティ』では、この「頭を使う」という部分を、ストーリーの中でわかりやすく、かつ感動的に描いています。

例えば、試合の場面では、主人公が相手の弱点を見抜き、それをどう攻めるか考えるシーンがあります。
また、練習中には、ただがむしゃらにボールを打つのではなく、「なぜこの練習をするのか？」を理解しながら取り組む姿が描かれています。
こうした描写は、読者に「なるほど、テニスってこういうことを考える競技なんだ」と気づかせてくれるのです。

実は、私自身もこの「頭を使うテニス」を子どもたちに伝えることに強いこだわりを持っています。
そのために、海外からコーチを招き、練習会を開催したこともあります.

2017　スペイン人エスパルシアコーチの箱根キャンプ中のブログ記事一覧

エスパルシアコーチの指導についてはこちらの本にまとめられています。

スペインテニスの極意　２大練習メソッド徹底解説

子どもたちが「頭を使う」ことの具体的なイメージを持てるようにと試行錯誤を繰り返してきた私にとって、この漫画がたきっかけになることは本当に嬉しく思います。

子どものモチベーションを引き出すきっかけに

この漫画が特に素晴らしいのは、読者が主人公とともに「発見」や「気づき」を得られる点です。
物語を読み進めるうちに、「自分だったらどうするだろう？」と考える習慣が自然と身につきます。

冒頭でご紹介したレビューのように、実際に子どもたちが『ラブフォーティ』を読んで、「頭を使うテニス」をイメージできるようになったという声が多く寄せられています。
これにより、これまで「ただ疲れるだけ」と思っていた練習が楽しくなり、「もっと上手くなりたい」という気持ちが湧いてくるのです。
主人公の成長や挫折を丁寧に描くことで、多くの子どもたちが共感しやすい内容に仕上がっています。

まとめ

テニス漫画『ラブフォーティ』は、子どもたちに「頭を使うテニス」を教える最高の一冊です。
ストーリーの面白さだけでなく、実際のプレーに役立つ知識や気づきが詰まっており、初心者から経験者まで楽しめる内容になっています。
ぜひ、お子さんと一緒に読んでいただき、この漫画を通じてテニスの新しい楽しみ方を見つけてみてください！

ラブフォーティ１巻