流行りの『龍馬伝』から学ぶ『脱藩』ということ


NHKの大河ドラマで放送中の『龍馬伝』の中で

主人公の坂本龍馬は『脱藩』という行動にでます。

今では田舎から都会に出るなんてことは当たり前のことですが、

江戸時代では、その藩のお殿様を裏切る行為であり、

その家族にも影響を及ぼす大犯罪でした。

龍馬の姉は、飛び出す龍馬に刀を渡したというだけで、

自害してしまいます。

江戸での剣術修行中に黒船を見た龍馬は、

このまま異国に負けていく日本を見捨てられない思いにかられて、

家族を捨てて土佐を出ます。

お金のあても、生活のあてもない状態での脱藩。。。

さてテニスの話。
僕は1年3ヶ月の間、バルセロナでの育成システムの中で練習して、

たくさんの指導者と話をしてきました。

まさに黒船に乗ったという感じでしょうか?

帰国して6年が経ち、自分なりに黒船で見たことを一生懸命伝えようとしてきましたが、

なかなかうまくいきません。

今の僕に必要なのはまさしく『脱藩』ではないでしょうか?

そして日本のテニスコーチ全員に必要なのも『脱藩』ではないでしょうか?

営利目的でもあり、非営利目的でもあるテニス事業。

一般のスクール生部門は営利目的、

育成部門は非営利目的という仕組みでは共倒れになる時がきつつあるように思います。
『脱藩』とは、日本のテニスクラブを捨てて、

海外のテニスクラブで働くという意味ではなく、

今までのやり方(経営方針から前回のブログで書いたイメージの共有など)から『脱藩』して

世界の中で存在理由のあるテニスクラブを目指していく。

これから伸びていく中国やインドにお手本にされるような、

テニスクラブを創っていく。

その為に僕達、

テニスに携わっている人間一人一人がどのような形で『脱藩』していけばいいのか?

たくさんの知恵が集まれば、薩長同盟、大政奉還、そのあとの廃藩置県、

などのような大きな動きが起こるはず!

この変革の時代にテニス界の坂本龍馬はどこから現れるのか?

ビッグクラブの経営者?ビッグクラブのコーチ?

また小規模経営のクラブの経営者やコーチ?フリーのコーチ?

今の時代、たった一人が変えることは困難なことだと思います。

みんなの知恵を集結させて大事をなすべきだと思います。

何か起こせた時、300年後からみれば、

誰か一人の名前が龍馬のように上げられているかも知れません。

龍馬の時代も実際はたくさんの人の知恵が集結し、

歴史上は龍馬の名前が残っていると思う。

インターネットがあり、電話やメールなどさまざまな方法で情報が交換できる今、

江戸時代の何千、何万倍もの知恵で『龍馬』をつくり上げ

、いいテニス界にしていくのら!

その為には、おのおのがちいさな『脱藩』をすることじゃと思う。

明日、俺は何をしよう。。。
iPhoneからの投稿

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL

注目記事

テニス留学・質問についてお問い合わせ