営利、非営利という区切りを超えて。。。


世の中ずっと不況中だ!
経済的な話は「デフレ」だの「金利」だのという言葉が出てくると、

理解できたり、できなかったりだけど、

日本経済が縮んできているのはなんとなく肌で感じる。

仕事している日本人ならみんな感じてるんじゃないだろうか。
そして、社会全体に得体のしれない不安感が蔓延している。。

企業がスポンサーとなるスポーツ界は景気に左右されやすい。

プロ選手をサポートすることもそうであるが、

ジュニアプレーヤーを育成する民間のテニスクラブも同様です。
以前、ミキハウスの社長さんが何かの番組で
『儲けることだけ考えたら、規模を小さくしてもっと儲けている』
とおっしゃっていた。

ご存知の通り、

ミキハウスは柔道や卓球の日本のトップ選手の活動をサポートしている。
番組では、ミキハウスの社員も会社を休んで、

試合の応援に行く姿が流されていた。
僕は、ミキハウスのやり方を見習うべきと言いたい訳ではないんです。

もちろん素晴らしいのですが。。

各社長さんには、方針というものがあるだろうし、

社員にはそれに従う義務がある。
僕が思うことは、

『営利』と『非営利』がキッパリと区別されている点が問題だと思うのです。

区別してしまうからこそ、

不況になると『非営利』の分野は切られてしまうのです。

僕が留学していたバルセロナには、

『FCバルセロナ』という世界的に有名なサッカークラブがあります。

その経営システムは、会員がクラブに会員費を支払い、

クラブは収入で経営をし、選手を育成し、世界一のサッカークラブを作り上げました。

バルセロナの街で強いサッカーチームを作ろうという意識が感じられます。

もちろん、会員のお金で運営している以上、結果がでないと

、試合はブーイングの嵐だし、会長(経営のトップ、言わば社長)は会員の投票で決まるし、

解任も会員の投票で決まります。

僕が言いたいのは、うまく『営利』と『非営利』が混ざっているということです。

FCバルセロナは赤字では経営していけないし、社員もたくさんいるので、

黒字経営が必要という点、会社をどんどん大きくしていくという点では、

『営利』目的の企業です。
がしかし、会員のみなさんは、FCバルセロナの株主という意識ではなく、

サッカーという文化を育てる為、

毎週末にエキサイティングなサッカーの試合が観たいが為という

ある種『非営利』な目的があります!

かと言って、僕が地域のスポーツチームの会員になって、お金を払い、

週末にその子供達の試合を見て、成長を楽しむ。。。

その為に毎日飲んでるビールを発泡酒に変える。。。

なんか嫌だな。。。笑
偽善的に感じる。。
心からできない。。
俺って小さい。。
この『営利』と『非営利』の区別がはっきりしてしまってることが、

スポーツ、文化を育ちにくい土壌にしてしまってるのかもしれないです。

これについてはもっともっと考えたいなぁ。。。

とりあえず今日はこのへんで!
iPhoneからの投稿

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL

注目記事

テニス留学・質問についてお問い合わせ