コースを打ち分けることと『展開力』
僕の趣味はサッカー観戦!
バルセロナに留学してからはまってます!
そのサッカーでの面白い戦術の記事を読みました。
よくサイド攻撃という言葉が使われるが
そんな言葉は存在しないそうです。
外は空いているのが当たり前でどうやって中に入っていけるかが、
サッカーである。
サッカー解説者の風間八宏さんの言葉です。
さてテニスのお話。
テニスコートのコーナーめがけてボールを打てば、
ナイスショットという考えに僕は賛同出来ません。
よくジュニアプレーヤーが右コーナーに打って、
次に左コーナーに打ってと配給していると、
『あの子は考えていい配給をしているね~』
なんていう人がいるけど、
『そんなんある程度の年齢きたら誰でもできるで!』
と思ってしまう。
コーナーに打てるには当たり前で、
それを使ってどうやってポイントを取るかがテニスなんです。
僕はバルセロナ留学中に偶然、
当時16歳くらいだったナダルのフューチャーズの試合を観ました。
ナダルはストロークを相手コートのほぼ真ん中、
相手のいる所に打ちこみます。
相手は、ほとんど動かずにそのボールを打てるのにもかかわらず、
そのボールの勢いに押されて、浅いチャンスボールを返球してしまうのです。
そのボールをコーナーに決めて、ナダルのポイント。
そんなシーンを数えきれないくらい観ました。
同じく毎日のようにみていたマレーは、やる気のなさそうな、
バックハンドスライスをただクロスに返球します。
そして相手がフォアに回り込んで攻撃してきたとたんに、
強烈なカウンターショットでエースをとってしまいます。
僕が言いたいのは、単に左右に打ち分けるという、
底の浅い技術を身につけることを目標にすべきでない、ということ。
自分の能力に裏打ちされた、
しっかりとポイントが取れる『展開力』を身につけることを目標にすることが、
ジュニアプレーヤーには重要であるということです。
左右に打ってるだけでは、ガラパゴストーナメント(http://テニスコーチ.jp/3489/)
から出た瞬間に、何をやっても通用しない世界がまっているはずです。
じっくりと個々のテニスにあった展開力こそ、
戦う上で必要不可欠だと思います。
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