今の30代は口が悪い。。。
友達の@Kobans1978のブログに30代は口が悪いという風な記事があった。どきっ!俺のことだ、笑!今日は僕自身が今、どんな心境なのかを時代を遡(さかのぼ)ってその心境の変化とともに、正直に(できるだけ)記事にしたいと思います。
遡ること8年半前、なけなしの貯金(ボロ屋に引越して貯めた)をはたいてバルセロナにテニス留学した。コーチとしてではなく、プレイヤーとして。もちろん後のコーチ生活に役立てる為とも思っていたけど、留学先でしていたことは、若いプレイヤーにまざってのハードな練習。一日6時間テニスづけの幸せな経験でした。28歳の時(7年前)に帰国。自分のプレイヤーとしてのテニスには別れを告げて、コーチ業に専念することにする。
バルセロナで経験してきたこと、そして感じてきたことを伝えることに日々邁進していた。そして帰国から1年ほどたった頃、小学生2年生から4年生くらいまでのトーナメントクラスを受け持つことになる。これから大きく羽ばたくであろう彼ら彼女らに、僕の知っているすべてを伝えようと頑張った。中学2年生くらいで、大成してもらいたいと思い頑張った。しかし何かうまく歯車がかみ合わなかった。とにかく小学生の3年生くらいから、試合が多すぎるのだ。
その傾向は現在ではますます加速傾向にある。試合に出るからには、結果を求める。それにはコートにボールが入らないといけない。僕が伝えたかったことで大きな割合をしめるのは、『武器を持つ』ということ。そして自分で考える能力を身につけるということ。そのどちらもやってる場合ではなかった。。。
とにかくコートにボールをいれてテニスをまとめながら『武器』を作らなければならない。それは当時の僕にはとても困難なことに感じた。どうしてもテニスを小さくまとめることに納得がいかなかった。別に小さくまとめずに、大雑把に荒々しいテニスをして欲しいなんてこれっぽっちも思っていない。ただなぜ、そんなに早い段階で、辞める為にテニスをするんだろうと悲しくなるだけ。
僕自身は28歳まで、下手くそなのにテニスにチャレンジしてきた人間でした。だからこそ、どの時期から辞める為にテニスをしてきたか、振り返ればわかることがあります。自分自身のテニスの器を広げようとしなくなった時です。テニスはトップに立つ選手だけに与えらたスポーツではありません。競技者すべてにその素晴らしさ感じる権利があるはずです。
まるで今のテニスは天才か作られた天才の為だけに存在するかのようです。伸び悩んでいる選手にこそテニスは重要なメッセージを与えてくれる。なぜ、そのことを声高に叫べる時代でなくなってしまったのか。伸び悩んでいる選手のサポートができるのは、テニスをしっかりとやりきった指導者でないとできないこと。勝てなかったら意味がないというのは、プレイヤーが思うことであり、指導者や教育者、サポートメンバーが考えることではないと思います。
もちろん、プロが視野に入っているレベルは別ですが。このままでは今の小学生プレイヤーはどんどん無気力な大人になってちゃうよ。自分がどれほどのもんか13歳くらいで悟っちゃうよ。そうなった時にそうしたのは俺たちだって懺悔できる?明確な理想もなく、テニスがうまかったり、強かったりを至上主義として小学生に競わせ、査定して、そんなんなら詰め込み教育の学歴至上主義の方が全然ましだと思う。
僕はバルセロナから帰国した時のように勢いよく暑苦しいほどの熱さをもってレッスンができなくなったかもしれない。でも育成はやめない。なぜなら、まだ伝えたいことがたくさんあるから。そして懺悔できるから。自分達がたくさんたくさん横取りしといて、今の20代は気力がないなんていうおっちゃんにはならない。そして僕は下記の『なぜ』にすべて答えられるから。以下に@Kobans1978のブログ(リンクはこちら )、題名『なぜ』を引用します。
テニスコーチはみんな子供の指導に真剣だ。
なぜだろう。
なぜ強い子を育てなきゃいけないの
なぜジュニアの指導は真剣にするの
なぜ強い子供を育てた実績のあるコーチ、スクールに興味があるの
なぜ強くなれない子を見捨てるの
なぜ怪我をさせるの
なぜ心を傷つけるの
そういえば国際テニス連盟でジュニアのボール規定が変わったらしい。
なぜ変えたのだろう。
なぜこの大きさ、重さ、色になったのだろう。
なぜレギュラーボールではいけないのだろう。
なぜ試合をこれでするのだろう。
なぜこの値段にしたのだろう。
ん~そもそも
なぜ強くならないといけないの
なぜ強いボールを打たないといけないの
なぜコーチに教えてもらわなければならないの
なぜテニススクールは必要なの
春休みや夏休みにジュニアの大会を見て思うこと
なぜみんなグリップが厚いの
なぜみんなスピンなの
なぜ親が見に来てるの
なぜ会場まで親が送迎するの
なぜクラブハウス内のトイレは使用禁止なの
なぜラケットを2本も持ってるの
子供の普段の生活から見て思うこと
なぜちゃんとしたシュースを履いてないの
なぜ塾にいってるの
なぜ夜遅くまで起きてるの
なぜお魚よりお肉を食べるの
なぜジュースを飲むの
なぜちゃんと歩かないの
なぜ親と話をしないの
以上この「なぜ」に明確に答えられる方はジュニアの指導を今後もよろしくお願いします。
「はあ・・・?」っと思った方、わからない方、考えていない方は私と一緒でジュニアの指導はご遠慮いただきますようよろしくお願いします。
結果は大切です。結果がすべてです。でも個人として結果を追い求めることは勝手であっても、集合体として結果のみを求めることは危険です。個人のテニスコーチが集まって、集合体としてのテニスコーチになります。ジュニアプレイヤーも同様です。
官僚に例えると、官僚だって一人一人は素晴らしい能力を持った志のある方がほとんどだと思います。でも集合体としての官僚は天下りポストを増やすことを考える集団になってしまいます。テニスに携わる人間も一人一人の志や努力は素晴らしいと思います。でも集合体として見られた時に、どうなんでしょう?テニスコーチだから女ぐせが悪いなんて風評被害もいい所ですが(どこの世界にもいるくらいしかいないです)、指導者として、教育者として、社会人として認められる集合体を目指したいと思います。
最後に、僕は、知らないことは知らないと言おうと思う。知らないことの解決は、誰かの手を借りればいい。それを知っている人の力を。そんなチームを作ればいい。人間なんてそんなにたくさんのことはできない。ただ、知っていることも知っていると言おうと思う。それは大切なことだと思う。それを文句だの口が悪いだの言われようとも。。。
なんかこんなことばっかり書いていたら、ただの文句言いみたいだな、笑。俺も@Kobans1978みたいに、テニスを教える所も表現していこうかな。テニス指導ブログも始めよう!
関連する以前の記事
iPhoneからの投稿
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。