月曜日は本の紹介!
こんにちは!もう移動は、半袖で十分いけるようになりました。
僕は、厚着が苦手なので、GパンとTシャツでうろうろできる季節が好きです。
さて、今日紹介する本はこちら!
- 戦前昭和の社会 1926-1945 (講談社現代新書)/井上 寿一
- ¥777
- Amazon.co.jp
暗い時代の明るい日常生活という副題の通り、
戦前の日本の一般庶民の暮らしぶりが書かれています。
年代としては、1926年から1945年にかけての頃です。
すでに三越デパートがあり、ファッショショーもあり、今で言う100均ショップもありと、
元気な消費スタイルができつつあった時代だったみたいです。
実際に、この頃の日本人の生活なんてイメージできなかったですから、
大変興味深く読めました。
みんな、アメリカに憧れ、格差社会をうらんでいたそうです。
大企業の役員賞与と一般世帯との差、
農工間の賃金格差、学歴、企業規模、男女の性別、
都市と地方などさまざまな格差が問題視されていたそうです。
そして同時に就職難だったそうです。
なんか今と似てますよね。。。
アメリカからは、映画によって文化的な影響を受け
家庭用電化製品によって経済的な影響を受けていたそうです。
富裕層向けの『ホームライフ』という雑誌が人気で、洋服が流行してたそうです。
ちなみに余談ですが、この頃の日本のテニスは強かった。
世界のテニス人口等が今と違うため、単純に比較はできないですが、
有名な清水善造が世界ランキング4位!(1921年)
佐藤次郎が世界ランキング3位!
その佐藤選手などの活躍を受けて、
日本でも1933年に「テニスファン」という月刊雑誌が創刊されたそうです。
でもこの佐藤選手はさまざまなプレッシャーから投身自殺したそうです。
まあ、そんなこんなの大変だけど、楽しい暮らしをしていたという感じです。
ではなぜ、戦争に向かったのでしょう?それはこの本には書いてません。笑。
今の時代も、いろいろと大変ですが、みんな楽しく毎日を過ごそうとしてます。
たった85年くらい前の話だけど、歴史にふれると、この世はものすごいペースで
進化して行っているのがよくわかります。歴史っておもしろい。。。
そして昭和の戦前くらいからの歴史って、たぶんこれから繰り返される気がする。。。
もっと学生時代に勉強しとけばよかったぜい!笑!
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