月曜日は本の紹介!
こんにちは!
台風は一段落したみたいですが、
まだまだ、どんよりとしたお天気。。。
まあ梅雨だし、こんなもんか!
ってなわけで、今日紹介の本はこちら!
- 超格差社会・韓国 (扶桑社新書 56)/九鬼 太郎
- ¥735
- Amazon.co.jp
お隣韓国についての本です。
冒頭から、いきなりスポーツ育成の話。
高校野球の参加校の数の比較から始まります。
日本が、約4000校に対して、韓国は約50校。
でも国際レベルでは、一進一退のライバル同士である。
WBCは日本が優勝しているが、北京五輪では韓国が優勝している。
どうしてか、それは、
日本と韓国では競技スポーツに関する考え方が根本的に異なるから、だそうです。
韓国では、五輪やワールドカップなどで、好成績が期待できる競技は、
国家代表チームが編成されるため、その代表入りを目指して幼い頃から
猛烈なエリート教育が行われるからです。
先日TVでやっていた、ゴルフの英才教育はまさにそれだったんですね!
日本のように、青春のひとコマというか、
教育的見地に立ったスポーツというのは存在しないみたいです。
本はそのあと、教育熱と受験戦争の話になります。
これも日本よりも数段激しい。。。
優秀な人は、どんどん海外の大学に進学しているみたいです。
アメリカの外国人留学生は3年連続韓国人がトップみたいです。
ただ教育費が家計の7割という情報も!
先日、日本家庭でも教育費が4割という記事をみて
多いなぁと思ったんですけど、7割とは。。。
本は、そのあと、IMF危機によって、
どのような変化が起こったのかについて書かれています。
年功序列はなくなり、5%ルールなるものもある。
毎年、成績が下位5%の者は、名誉退職の候補になる。
なんの名誉?ようするに肩たたき。。。
まあ、それ以外にも、ネット先進国であるがゆえの問題、自殺者急増の問題、などなど
お隣の国だけにかなり興味深く読めました!
巻末には、韓国は、人情味にあふれ安全で衛生状態は良く、
教育水準は高く、交通の便もいいと良い面も書いてある。
ようするに、日本もそうだけど、成長が急だった為に、
見て見ぬふりをしてきた問題が今、表面化しているのかなぁと思ってしまう。
しかも、日本も経済破綻なんかしちゃって、無理矢理復活しようとすれば、
同じような感じになるのかなぁ?なんて思ってしまう。
破綻なんてしなくても、最初に書いた、
青春のひとコマ的なスポーツ育成シーンは
なくなりつつあるような気がする。
国民性の違いはあれど、戦後急成長した日本と似ているところも多いと感じた。
だからかもしれないが、内容がイメージしやすくすらすらと読めました!
ぜひ、どうぞ!
テニスでは、リー・ヒュンタクが好きでした!
最高36位までいったんですね!
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