金曜日はコーチの技術公開!
こんにちは!全仏オープンも佳境にはいってきました!
男子準決勝2試合とも本当に楽しみです!
今日紹介するコーチの技術は、自分の感覚を押し付けないです。
フォアハンドストロークの打球感覚一つとってみても、
『押す』『運ぶ』というものから、『叩く』『シバく』まで様々です。
僕のように、老若男女幅広くレッスンしていると、
どうしてもプレイヤー時代(といっても実績はないに等しい)のような感覚ではなく、
『ボールを運ぶ』とか『押し出す』といった感覚でボールを打つようになってしまいます。
でもこの感覚をプレイヤーに押し付けるようなことはまずしません。
練習量も多く、体力もあるジュニアは、そんな感覚なくて当たり前です。
『はたく』ように打つプレイヤーもいれば、『こする』ように打つプレイヤーもいます。
面白いもので、何も指導しなくても、
ある程度みんな違う種類をボールを打ちます。
それぞれの体格や、性格によって違いが生まれるんだと思います。
ただし、プレイヤー自身が、
『もっとこんなボールが打ちたい』と質問してきた時は、
色んな言葉で感覚を伝えようとします。
昨日も、速いボールが打ちたいというジュニアがいました。
でもどうみてもボールを押している。
誰かがそう教えたんじゃないか?ってくらいに。。。
ほんの少し感覚を伝え、
ボールを飛ばす方向とフォロースルーの方向は違っていいんだ
というアドバイスをすると、良いボールを打っていました。
あとは気長に反復練習あるのみです。
ボールは『押したり』『運んだり』すれば安定はしますが、
スピードや回転は出にくくなります。
何より、まず、自分よりも練習量が多いプレイヤーにアドバイスする時は、
感覚の押し付けは注意した方がいいのかなと思います。
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