開けなくてもいい扉。


こんにちは!
突然ですが、後悔ってしますよね。あの時、ああしておけばよかったのにって。でも日本人って我慢強いし、後悔をうまく消化できる仕組みを持っている人が多い。
だから、振り返ってみると自分の人生はこれで良かったんだと納得する人がほとんどだと思います。僕もそうです。
そんな僕が唯一、ものすごく後悔していることがあります。26歳でバルセロナに留学し、1年3ヶ月もの間、帰国せずに過ごしたことです。えっ?なんで?って思われることでしょう。これからその理由をぐだぐだと発表します。
理由は2つ。
①は、もう10年早く行きたかったこと。
②は、行かない方が良かったという考え方もできるということ。
①は、本当に後悔してます。僕は中学時代に軟式テニスを少しかじっていて、高校に入ったら硬式をやりたいと思っていました。そして中学3年の時、一度だけ母親に海外のテニスばっかりできる高校とか行ってみたいなぁと言ったことがあります。
僕もそんなものがあるとも知らず、また当時はテニス留学なんて、香川のど田舎から考える人間がいるわけもなく、それを検索するGoogleなるものもなく、単なる思いつきで言った程度できしたから、即却下でした。加えて、受験勉強が嫌だからこんなこと言ってる的な否定のされ方でした。笑。
で、月日が流れて、自分の貯金で旅立ったのは10年後。。。日本人は体の完成が遅いのでピークは28歳くらいと励まされて頑張りましたが、16歳で行った方が技術・体力・メンタル・語学どれをとっても吸収力が数10倍だったことは、明らかです。。。
あの時、あの思いつきを実現できるだけのパワーが僕にあれば良かったのに、そう後悔しだすときりがありません。今となっては、テニス留学のハードルはずいぶん下がりましたけど、当時行けていれば。。。と思います。
ただ、若くしての海外生活は、誘惑も多いですからリスクも高かったと思いますけど。。。数10倍ダメ人間になっていたかもしれないです。笑。
さて②。どんなことでもそうだと思うんですけど、別に行かなくてもよかったんじゃないのか?そう考えることも大切だと思うんです。
とにかく何かしないと気が済まない人もいますが、僕は、不必要ならやらない方がいいし、やらなかった方がいい結果になったという類の練習や対策といったものは存在すると思います。
バルセロナでの1年3ヶ月を経験してきて以来、テニスに関しても、育成に関しても、仕事の仕方というものに関しても、どうも周りのみんなと意見があわない、というか僕だけ違った見方をしてしまうことが増えてきました。
もともとの天邪鬼的な素養もあるのかもしれないけど、それだけじゃない。明らかに開けなくてもいい扉を開けている。。。
日本人として生まれて、そのまま日本で生活するなら、余計な価値観は必要ないのかもしれない。旅行者としてバルセロナを訪れることと、そこで生活することは違う。そしてバルセロナはとても魅力的な街だった。でも、住み易さは日本の方が断然上だ。
でも、何か一つの物を追い求めるのに適した街はバルセロナだと思う。それは、なんというか空気感。僕は、日本という住み易い国にいながら、バルセロナのような熱中できる空気感を求めているんだろうなぁ。
26歳の時に行ったバルセロナ。あと10年早ければ。。。という後悔があり、行かなければ良かったという後悔もある。。。
ただ、最新の脳科学では、人の成長には『後悔』が欠かせないって判明してるんだって!『後悔』しまくってやる!笑!
ってか、行って良かったとも、ものすごく思ってますから、みなさん可愛い子には旅をさせよ!ですよ!
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