火曜日はコーチの技術!ずる賢さ!


こんにちは!
久しぶりにスッキリと晴れました!
空気もカラッとしていて気持ちが良い!
朝8時からテニスしましたが、コート上はまだまだ暑かったです。
日陰での休憩は、かなり涼しくなりましたけど。。。
季節の変わり目です。風邪引かないようにしなければ。。。
さて今日は『ずる賢さ』について。
サッカーでは『マリーシア』という言葉がよく使われます。
反則にならないけど、試合に勝つためのずる賢いプレイのことを言います。
勝っている時に、セットプレイや選手交代をゆっくり行って時間稼ぎをしたり、
足がひっかかってないのに、倒れてPKをもらおうとしたり、
審判の死角に入って反則をしたりすることなどです。
スポーツマンシップを念頭に置くなら、このようなプレイは好まれません。
しかし、状況判断がしっかりとできていないと
実行できないのも『マリーシア』なプレイの特徴と言えると思います。
テニスにおいて、セルフジャッジで
入っているボールをアウトとわざと間違えるような行為(俗に言うイモる)
は言語道断ですが、激しい打ち合いからドロップショットをしても
『ずるい』とは誰も言わないでしょう。
相手が嫌がることを、その場の状況判断で見抜き、
それを実行する。
スポーツマンシップに則ったプレイというのは、
正攻法のことを言うのではないです。
与えられたルールの中で、勝つ為に最善を尽くすことが
ゲームでは求められます。
ちょっとした頭の体操に、以下の2つの動画を紹介します。
一つ目はレンドル対マッケンロー!
なつかし~!ていうか僕がテニスを始める以前の映像です。
レンドルの強烈なサーブをなんとか返そうと、ベースラインはるか後方で待ち構えるマッケンローに対して、ボールをつきながら急に、フェイントサーブでサービスエース!笑!

そして、1989年、フレンチオープンでの有名なシーンを2つ。
世界1位のレンドルに挑む、17歳のマイケル・チャン!
意表をつくアンダーサーブと、足を痙攣してやっと掴んだマッチポイントで、
サービスラインぎりぎりに立ってレンドルを威嚇して、ダブルフォルトを誘発させるシーン!

どれも、やんちゃな小学生が見ると喜んで真似しそうな、せこいプレイですが、
状況をしっかりと見極めて、なんとかしてポイントを取ろうという気持ちがないと
できないプレイです。
チャンは、このあとエドバーグを倒して17歳で全仏オープンを優勝します。
『ずる賢い』というと、マイナスイメージの言葉になっていしましますが、
勝利の為にすべてを尽くすという点で見ると、なかなかできないプレイであり、
勇気のいるプレイだと思います。
『ずる賢い』プレイに到達する思考回路が重要であり、
勝利への執念ならOK!悪意やあきらめの気持ちからならBAD!という感じでしょうか。。。
僕は、こういうプレイを奨励しているのではなく、
ルールに則った上で、勝利への執念からくるアイディアなら、
他人から『ずる賢い』と言われても気にしなくていいし、
世界のトッププレイヤーでも(ちょっと例は古かったけど、笑)
『あらゆる手を使って、なんとしてでも勝とうとしている』
ということを言いたかっただけですよ、笑。
しかし、マイケル・チャンは勝利への執念が、伝わってくるプレイヤーでしたね!
ちょっと思い出しちゃいました!ではでは。

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