尊敬
こんにちは!
先週末テレビを見ていると、世界中の国々で、
アンケートをとって発表するという番組をやっていました。
その中のひとつ、
『学校の先生を尊敬していますか?』
の質問において
『はい」、尊敬しています』
と答えた割合が、日本は43,8%と調査した国の中で最下位。。。
ちなみに世界平均は90%を超えていた。。。
日本の先生は、本当に過酷労働を強いられている職業の内のひとつだと思う。
以前ドキュメンタリー番組で、
小学校の先生の日常生活の特集を見たけど、
忙しすぎる。。。
『仕事が多すぎて、子供達の世話まで手が回らない』
そうぼやいていたのを思い出す。
現場の苦労や大変さを理解せずに、あぐらをかいて、
何事にも、現場に決定権を渡さない(渡せない)人達のせいだろう。。。
僕は、テニスのコーチの仕事であり、ジュニアを担当する時には、
先生ということになる。友人には塾の先生もたくさんいる。
一つわかることは、『教育』は、もうとっくに『市場の原理』に飲み込まれているということ。
そのうち『医療』まで、飲み込まれるということになりそうだ。
海外では、高いお金を払える人の方が、良い医療を受けられて当たり前という国も多い。
お金がない人は、体の不調を訴えても、安い病院に行って、風邪薬をもらうことしかできない。
話を『教育』にもどすと、もう教育ではなく『教育サービス』と呼ばれるものになっている。
長い目でみて、人間的に成長させるといったようなことは
『教育』であり、『教育サービス』ではない。。。
時代は変わっている。
変わりつつあるのではなく、もう変わってしまていると感じる。
日本の先生が尊敬されないのは、
『家で親が先生の悪口を言っているから』
という意見があるけど、そうは思わない。
そんなのは昔からあったはず。
『教育』が『教育サービス』に生まれ変わってしまったんだ。。。
大切なのは、変わったことに気がつくこと。
そうすれば、『教育』と呼ばれていた時のように
人間としての成長を助けることにも尽力を注ぎながら、
活動できると思う。
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