コミット


こんちにちは!
もう2年前くらいになるでしょうか?契約していただいているテニスクラブから『稲本コーチはもうすぐ辞める(独立)すると思っていた』といわれて愕然としたことがあります。笑。
なんでも『本を読んで色々と勉強したりしている』というのと、レッスンの数が減っているというのが主な理由だと言われた。
そう言えば、夏のジュニアイベントの後の9月は早起きの習慣が残っているので、その時間を利用して高校1年生以来の勉強をして『簿記の2級』を取得したことも誤解を招く一因になったかな。笑。
知り合いのお医者さんに、『テニス以外のことも勉強しなさい』といわれたのがきっかけだったんだけど。。。
当然そんな気(辞める)もないので、『ないですよ!』と答えてあとは他の話に移ったように記憶している。
まあ、誤解を招いてしまう君が悪よ。っていうことは百も承知で、少しだけ僕の意見を。。。
日本には、そして世界中には、それこそたくさんの数の会社があって、たくさんの人がそこに属して働いています。
その中でも日本は終身雇用を重んじ、就職というよりは、就社であると言われるほど『会社』にはある種独特のコミットの仕方を求められます。
僕は、それを表現するのが下手なんです。。。ってかする必要がないと思っている。(それがいかん)
そして、何回かそうしようとしたことがあるんだけど、またそれが下手。。。悲。。。(基本的におべっかが使えない。。。)
人材流動が少なかった社会システムから、流動せざるおえないシステムに変わりつつあるので、会社へのコミット度だけでは、仕事への『やる気』を評価できないだろうと思う。
とか書いてるとまた不安を煽ることになるのでもうやめとこう。笑。
山崎直子さんという宇宙飛行士の方がこう言ってました。
『女の人が働くということ自体は、大変なことが多いとはいえ、だいぶ受け入れられてきていると思います。働いたり、育児のために休んだり、女性の選択肢は広がっている。でも男性には選択肢がない。働くことしかできないんです。』
よくぞ言ってくれた!って感じです。男の口からは、これはなかなか言えない。笑。しょ~~~もないプライドが邪魔をする。
テニスコーチって業務委託契約を始めとする非正規雇用が結構多い。正社員に比べると、不安定に感じるけれど、働き方にはある程度のコントロールがきく。育児に参加したいと思えば、週休3日とってもいいし、給料が欲しければ休みはなしでもいい。
僕のように1年3ヶ月の間、契約を解消してバルセロナに留学して、帰国したらまた契約してもらうということもできる。
選択肢は無数に広がる。
男=正社員で『就社』してっていう選択肢しかない社会から、そうではない社会への変革を進んで欲しいと思う。
今が子供のテニスにとって大切な時期であると思えば、仕事を減らして、子供とコートで過ごす時間を増やせるお父さんが増えれば、とてもいいことだと思う。
以前このブログに『ジュニアの父親には会社を変わってまで、我が子のサポートをしている人もいる。だからお前はもっとしっかりせんかい!』とかいうコメントが寄せられたことがあったけど、男性の選択肢が狭いことの現れだと思う。
女性がパート先を変わって、テニスのサポートをしているとか言っても、あまりインパクトがない。実際、その当事者は、男性と同じくらい大変な思いをするはずなのに。。。
いつも通り話がいろんな方向に飛びまけど、不安を煽るようなコミットの仕方はしないにこしたことないので、そうならないように努力するよにしないと。。。
僕としては、多様性を認めた『コミット』の仕方をみんなが持って、それを言い合って議論することが楽しいのではないか?と思ってます。そしてそれらの、問題点を共有することを理想としたいなぁと思ってます。
まあ、『正論君』って言われてしまえばそれまでだけど。。。

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