肩甲骨の動き


こんにちは!

今日からは、『テニスのショットと身体』と題して、

身体の部分がどのようにテニスのショットで使われているのか?

について書いていこうと思います。

ただ注意していただきたいのは、この分野は身体について詳しい方々、

スポーツトレーナー各種、鍼灸師、理学療法士みなさん少しづつ意見が異なることがあります。

スポーツトレーナーさん同士でも違った考えを持って議論している事も多く、

その辺はテニス理論を議論し合うコーチと同じです。

最終的には、そのトレーナーの主観が物を言う分野です。

この記事も、できるだけ偏りのないものにしようと思っていますが、

僕の主観が入ります。

それ違うだろ!ってのは、当然あります。

その中で、身体っていうのは、こういう仕組みなんだなぁ、とか。

身体について知ることって、重要なんだなぁ、とか感じていただけると嬉しいです。

まず最初は、『肩甲骨』から。

この部分です。

こんなでっかい平べったい骨が、まるで羽を折りたたんだように

背中に付いてるんですね。

photo:01

自分で背中を触って、盛り上がっている部分が下の黄色い線の部分です。

photo:05


そしてこの『肩甲骨』の動くパターンは下の6種類です。

photo:02

背中の真ん中への動き(左向きの矢印)が『内転』

その逆が『外転』です。

photo:03

上に持ち上げる動き(腕は使わずに肘を身体につけた状態)が『挙上』

その逆が『下制』

photo:04

腕を上に持ち上げる(ななめ上への矢印)が『上方回旋』

その逆が『下方回旋』です。

まず重要なのは、『肩甲骨』は動くということ。

ということは、その『可動域』が重要になります。

筋トレでガチガチにするよりも、

『可動域』を広げる方がテニスのショットには意外といいかもしれません。

とくに筋トレを始めてもいい年齢までは、ストレッチで『可動域』を広げることで

テニスにはとても良い影響がでると思います。

ラケットを振るには、身体の連動が必要なので、

『肩甲骨』だけを切り取って考えることはできませんが、

あえてイメージしてみます。

ラケットを同じように振っても、

びゅーんと腕が伸びるようにスイングが伸びやかにできる人がいます。

ラケットの加速の方法は、たくさんありますが、

肩甲骨の可動域が狭い人と広い人だと、

広い人の方が伸びやかにできると思います。

その分、力みは少なくて済みます。

同じようにスピンをかけようとしても、

可動域の狭い人ほど、手首をこねるように強引に使うようになるでしょう。

(これは僕の主観です、一概にそうとは言えませんが。。。僕がそうです。苦笑)

肩甲骨の動きによって、ラケットヘッドを持ち上げる動きを助けられないため、

手首や肘にたよってしまい、障害にもつながるかもしれません。

来週は、もうちょっと掘り下げまする。。。

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