チェンジディレクション+チェンジ・オブ・ペース


こんにちは!
昨日、一昨日の記事でディレクションチェンジの使い方について書きました。
まずは、しっかりとしたディレクションチェンジを練習することが何よりも大切。
でもそのディレクションチェンジを使って
どのようにポイントを取っていくのかをイメージするのはもっと大切なこと。
今日は、お手本のようなシーンを紹介します。
2011年のウインブルドンでの伊達さんとビーナスの試合。
下の映像の最初のポイントです。(3分31秒から始まります)

伊達さんは、サーブ→フォアのあと、バックのスライスを使います。
その次は、もうひとつタイミングを遅くして(打点を落として)スライスを使います。
ビーナスからすると、『大事にラリーにくるのかな?』と考えます。
その瞬間、ライジングの高速タイミングで、
ディレクションチェンジされたボールが飛んできます。
ウインブルドンチャンピオン、元世界1位のビーナスも動けません。。。
野球でいうと、チェンジアップ2球のあとにいきなり速いストレートが来る感じ。
しかもスライスのコントロールされている位置は、
昨日の記事でも紹介した通り、
コートのコーナーではなく、中央よりです。
相手に角度をつけさせない為です。
下の図の①の場所でビーナスが打つのと、
②の位置で打つのとで返球される可能性のある場所がずいぶん変わります。

photo:01



安易にコーナーにボールを打っては、さらに角度をつけられるので、
一撃でコーナー決められるチャンスを作り、作戦通り一撃で決めています。
ものすごく参考になるポイントです。

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