2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart3!U12女子サーブからステイ。まず守備から。
しっかりと守備から入ることの大切さ!
今日は、サーブの後のステイバックです。まずは動画をどうぞ。
昨日の動画と同じく高く跳ねるサーブを打ちますが、相手もそのサーブに対応し、しっかりとしたリターンを打ってきます。それに対してななめ後ろへの動きをとって、守備的ですがしっかりと重たいボールを打つことを選択しています。地味な動きですが、真横に動いて打とうとするとキックしてくるボールにはじかれてしまいます。レベルが上がるにつれて、そうそう簡単にチャンスボールは来ず、まず守備から、しっかりと打ち合いに入るところから始まります。攻撃だけ意識して、相手の良いリターンに対して、正しい形で打ち返せないようではいつも不利な形からラリーをスタートさせてしまいます。
この赤の矢印のような、ほんの少しのななめ後ろの動きがしっかりボールを打てるスペースを作り出し、重たいボールを返球するのに重要になります。実際にスペインでの基本練習では、下がる動きにも時間を割きます。(かなりレベルが上がってくると少なくなりますが。。。)スペインドリル2が代表的でしょうか。少し下がって後ろ足をしっかりと決めて力強く打ち返す技術は、クレーコートではものすごく必要なテクニックです。このテクニックがあれば、年齢があがりハードコートでプレイする時に自信をもって下がらずにプレイできるようになると感じます。ハードコートでも相手のボールがキックしてくる時は、ケース・バイ・ケースでこの下がる動きが必要です。その時に弱いボールしか返らないようではそこをつかれてしまいます。
※2013年9月4日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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