奈良選手の小さな前後の動き
こんにちは!
スペインテニスと言えば、
前後の動きを反復することで知られています。
昨日の記事では、しっかりと下がって守備から入っている
U12の映像を紹介しました。
同時に非力な日本人に
将来的に適するパフォーマンスとして
奈良選手の動画を紹介しました。
その中にも小さな前後の動きが
たくさんあるので今日はそこを紹介します。
(ETAツアーはまた次回。)
まず昨日紹介したポイントの動画です。
(一部スマホでは途中からの再生ができないみたいです。
1時間36秒から始まるポイントをどうぞ。)
リターンからのラリーの応酬の末、
最後はドロップショットで決めます。
ではラリーを細かく切り出して見ます。
相手のセカンドサーブを攻撃的に前に入って打ったリターンの後、
バックハンドでさらに攻撃していきます。
次のヤンコビッチの返球が少し浅くなるので、
見逃さずにコートの中に入って打ち込みます。
コートの中に右足が入っています。
ヤンコビッチは、大きく後ろに下がってスライスでボールを返してきます。
奈良選手は大きくは下がらされると不利になります。
かといって全く下がらないとボールに押されてしまうので、
小さく下がることによってしっかりとラケットを振るスペースを作り、
自分の展開をキープします。
上手く後ろ足でボールを打ちます。
その後も小さな前後の動きを繰り返しながらラリー。
奈良選手の7球目がウインドミルで効果的に入り、
ヤンコビッチのポジションを大きく後ろに下げます。
ヤンコビッチの返球が浅くなったところを逃さずにまた前に入ります。
コートの中に左足を踏みこんで攻撃。
そのままコートの中で待ちます。
これまでもこのラリー中に数回、
こういう風にコートの中で相手の返球を待っていますが、
ことごく後ろに下げられていましたが、
ここではもう一度コートの中で打つことができ、
裏をかいてドロップショットで仕留めます。
見ているとヤンコビッチのディフェンスもすごくて、
奈良選手に2球続けてコートの中に入って打たせたのは
最後に決められた時だけです。レベル高すぎです。。。
前に入ったり後ろに下がったりという動きは、
その大小はあるけれど、テニスには必要な動きです。
低年齢のうちにしっかりと身につけておきたいテクニックです。
昨日と一昨日紹介したU12の動画ではいとも簡単に
前後に動いていますが、実際に試合でここまで動くのは
結構難しいことです。
横はみんな速く動けるんですけどね。。。
U16やそれ以上になって奈良選手のような動きを
するには低年齢の頃にしっかりとしたベースが
できるようになっていた方がいいでしょう。
下記リンクの練習は、サンチェス・カサルアカデミーでも
飽きるほど毎日やらされましたが、必要だということです。
手出しで前後の動き
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