2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart8!U12女子F 上手い間の使い方!


慌てないでプレイする

下の2つの動画で、画面手前のRADOVCIC選手は、相手のスピンの効いたボールをまともに捕らえることができていません。相手のスピンボールの跳ね上がりに苦戦しています。

この2つの動画だけみると、それほど強い選手に感じないかもしれませんが、ヨーロッパの大会で決勝まで上がってくる選手です。ほんの少しでもスピンのかかり具合が弱いと、下の動画のように1発で決める力を持っています。

そんな二人の対決は、どう攻めきるのか?どう守りきるのか?というフェデラー対ナダルのよう。徐々に攻め手がなくなっていくRADOVCIC選手は、長い展開のラリーをせずにポイントにつなげて自分の『流れ』を作ろうとします。下の動画のようにアプローチからネットも使っていきます。

このラリーでもコートの中に入って攻撃的にリターンするも、次のボールではベースライン遙か後方まで下げられています。それでもムーンボールで対応し、相手のボールが浅くなったところを踏み込んで打って、ネットに出ています。厳しいところを狙わずに、センターに打って出ています。アプローチのボールも少し回転をかけて、リスクの少ないボールを選択しています。低くて速いボールで出ていれば、相手も打ちやすいですし、良いパスが来てポイントを落としているでしょう。

※2013年9月12日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。

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