2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart10!スポーツに慣れ親しみ、自然にうまくなれる環境
テニスヨーロッパ、グラナダ大会の会場
さて今日はヨーロッパで見てきたテニスクラブを紹介します。このブログでもよく登場する、10年前の僕の留学先でヨーロッパ・南米・アジアからプレイヤーが集まるビッグクラブであるサンチェス・カサルテニスアカデミーではなく、今回のETAツアーのU12で訪れたグラナダの小さな街、ロハスにあるテニスクラブです。下の写真のような本当になんにもない所にあります。カフェなどが立ち並ぶ街からタクシーで15分ほど坂道を上がったところにあるのですが、周りに少し民家があるだけで、僕の田舎である香川県でもここまで人の気配が少ない所はないのではないかと思うほど静かな場所にあります。
入り口の写真を取り忘れるほど、小さな入り口を入るとすぐにバルがあります。この写真を撮った直後の12時くらいから夜の10時までなんとバルはずっと超満員。店員さんもほぼ休まず働き続けてました。こちらの人は本当にバル(日本でいうカフェ&レストラン)が大好きで、ずっとおしゃべりしています。
そして綺麗なプールとプールサイド。僕たちが訪れた決勝の日は土曜日だったこともあり、ここもこの後超満員でした。プールサイドで寝っころがって、それに飽きるとバルでビールを飲みながらおしゃべり、夕方になると家に帰るという感じでした。
そしてサッカーやバスケットができるコート。
そしてテニスコートでは大人の方がプライベートレッスンをしていました。それにしても綺麗なロケーションです。
テニスアカデミーではなくテニスクラブ。クラブの周辺の人達が、気軽にスポーツに触れ合える環境が整っています。レストラン・テニスコート3面・サッカー&バスケコート1面・パデルテニスコート(以前ブログで紹介したスポーツ)・卓球台2つそして筋トレのマシンがおいてあるスポーツジムが一つの場所に集約されています。家族で土曜の午後に来て、思い思いの楽しみ方ができる施設です。日本にも市民体育館はたくさんありますが、ちょっと雰囲気が違います。スペインというお国柄が生み出す雰囲気でしょう。このようなスポーツクラブでスポーツに触れて、興味があれば専門的に取り組めるようになっている。まあ、日本にこれを作っても人はこないと思います。他に楽しいことがたくさんあるから。。。昼間のグラナダは本当に暑いので、子供達は日陰で卓球に勤しんでいました。卓球のラケットとボールを使った普通の卓球もやれば、手のひらとテニスボールでやる卓球も行ってました。
そして上の写真の卓球少年が、夜のETA U12男子の決勝に登場しました。その素晴らしいプレイはまた紹介していきます。決勝に進んでいる男の子が昼間は、友達と2時間も卓球で遊んでいるなんて粋な国ですね~~。U12なんてそれくらいの準備で本当はいいですよね。
一緒に卓球していた少年達はなんと、軽く研修みたいのをして全員がオレンジのTシャツに着替えたかと思うとボールボーイに。田舎街の手作りの大会という感じで本当に素晴らしいです。
このような大会がヨーロッパ中の都会や田舎街で年中行われている。この仕組みというか流れを作っているのは本当にすごいことです。そしてU12にはカテゴリー3しかありません。カテゴリー3というのは一番下のカテゴリーです。カテゴリー1や2はU12にはありません。低年齢では、チャンピオンを決める必要はないという考えからです。
※2013年9月15日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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