2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart12!U12女子決勝試合の終盤でも自分のテニスを貫く!


試合終盤でも自分のプレイを貫くメンタルの強さ!

試合中、ガチンコの重要なポイントでどんな戦いができるのかって結構大切。普段から自信を持ってプレイしていることしかできません。下の動画はセカンドセット4ー4の15ー30の場面。サーバーのRADOVCIC選手選手はファーストセットを落としているので、このポイントを落としてしまうと15ー40となり、もう後がありません。それでも、ただつなげているのではなく、積極的にネットを取りに行って、自分からポイントを取りに行っています。

そして5ー5でRADOVCIC選手がブレイクされて、下の動画は6-5MAYOROVA選手のサーブでマッチゲーム。30ー00のシーンです。こうなればもう攻めるしかないのですが、落ち着いて自分が得意なフォアハンドの逆クロスで攻めています。

そして下の動画は、その次のポイント。6-5 30ー15のシーン。またもや強引に攻めるRADOVCIC選手に対して、MAYOROVA選手が冷静に対応します。これで40ー15となり、次のポイントでゲームセットでした。

このポイントはこの試合を象徴するようなポイントになりました。高い打点から積極的に攻撃するRADOVCIC選手は、単発ではポイントを取ることができたものの、ラリーが長くなるとポイントを奪えませんでした。打開策としてネットに出てセカンドセットは競りますが、
最後は冷静に対応されてしまいました。6-3 7-5 でスペインのMAYOROVA選手が勝ちました。個人的にはファイナルセットが見たかったのですが、MAYOROVA選手のデフェンスが際だった展開になりました。RADOVCIC選手の攻撃力が高かっただけに、目立たないですがMAYOROVA選手のディフェンス力の高さに驚きました。メンタルも強かったです。全体的な印象としては、スイングスピードの速さにまず驚きました。女子とはいえ、ヨーロッパ人は日本人に比べて身体的なアドバンテージがあるなと感じました。そして基本技術の高さに驚きました。それは『打ち方』とかではなく、コートの広い使い方、ポジション取り、回転の使い方、戦い方などなど、世界的に認識されている『基本』がしっかりとできていました。

※2013年9月17日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。

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