2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart36!U14ドロップショット。決めるだけじゃないアイディアが参考になる!
決めるだけじゃないアイディアが参考になる!
さて今日もバルセロナETA U14から。昨日に引き続きいてドロップショットの紹介。今日は、ドロップ1発で決めるのではなく、ラリーの中でペースを変えるために使ったシーンをで成功例と失敗例を一つずつ紹介します。一つ目、成功例。相手をネットに誘き出して、パッシングでポイントを取っています。
相手を左右に振りながら、浅いボールに対して前に入ってきます。昨日紹介した選手と同様に、フォアハンドでハードヒットする構えをしっかりと作っています。
相手がベースライン後方にいるので、前に落とすことを選択します。
相手も前に入って打ちますが、後方から走らされているので強いボールが打てません。
しっかりと構えてパッシングショットを打ちます。
続いて、ポイントにつながらなかったケース。ラリーの中でドロップショットを使いますが、相手を追い込めておらず、打ち方も始めからスライス面を見せてしまっています。見事に走って取られて、逆にドロップショットで決められてしまいます。
ドロップを打つ時です。相手は、下がっていませんし、打ち方もスライス面を作ってしまっています。
バランスを崩されていない相手は、打った瞬間、前に走り始めています。
あっさりドロップで切り返されます。
ドロップショットは、相手にばれないような打ち方も大切ですし、なにより、使うタイミングが重要です。相手が崩れていないと、効果は出にくいです。でも、例え失敗しても、ドロップショットを見せることで、警戒させるという効果もあります。この失敗した選手も、次はスライス面を見せておいてあえて長く打つということもできます。コートを広く使うことを意識することは大切。クレーコートではその辺りも学びやすいです。
※2013年10月23日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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