2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart39!U14第一シード男子のフットワークが凄い!
U14第一シード男子のフットワークが凄い!
さて、バルセロナETAの動画紹介。今日はU14の第一シードの男の子を紹介します。国籍はイスラエルでした。典型的なカウンターパンチャー。僕が見たのは1・2回戦なので、その本当の実力は見えませんでした。ただ返してるだけで勝っていました。相手のレベルが上がってくると、ギアが上がってもっと良いシーンが見られたんだろうけど。。。プレイの感じを見て、僕が思い出したのはマレー。高校生時代のマレーです。ハードな動きやハードヒットはなし。コート上を大股で動き、バックはスライスでのらりくらり。。。でもATPランカーの選手が勝手にミスを繰り返していく。。。チャレンジャーに出れば優勝。。。この第一シードの彼はまだ13歳か14歳。今後どうなるか楽しみです。この動画のラリーを見れば伝わってくると思いますが、まだまだ余裕でやっています。(1球ずつロン毛をかきあげながら打ってますよね)ほとんどのポイントがこの動画のように、つないでいるうちに相手がミスるという形で終わります。もっと振られれば、最後にカウンターが出たり、色んなやりとりが生まれてくるのでしょうが、この試合では見られませんでした。帰国してから大会の結果を見ると準決勝で負けていましたからその試合を見たかったです。
そして下の動画が彼のフットワークがよくわかる動画。(このフットワークを推奨しているわけではありません、
あくまでこんなんありますよってこと)
これは上の動画の2球目を打つ連続写真。スプリットして。
大きく1歩目
そして大きく2歩目。これの時点でサイドラインくらいまで来てます。
少し横にスライドしながらインパクト。
左のつま先きが前を向き、戻る体勢ができています。バランスが取れているので、楽にセンターに戻ることが可能です。
自分の得意な分野を知っていて、それを最大限に生かす動きをしています。自分からガンガン攻めていくというスタイルでは、もう少し違ったフットワークが必要でしょうけど、彼にはこの動きが勝つ為に一番しっくりくる動きなのでしょう。
※2013年10月28日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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