勝負強さについて。。。2。
こんにちは!
昨日の記事の続きです。
昨日の記事 勝負強さについて。。。1。
日本人が、勝負強さを身につけるためには、
①頑張ることと休むことを必ずセットで考える能力
②リアルに非日常を想像できる能力
の2つが重要だと思っています。
と昨日書きました。
まず①ですが、とにかくどこまでも頑張ってしまう日本人。
日本の場合、どれだけテニスにかけていても、学校は基本的に
朝から夕方まで通わなければならないので、それ以外の空き時間に
とにかく練習や試合を詰め込む必要が出てきます。
その詰め込む作業にほんの少しでいいので、
休みを取り入れてみてはどうかなと思います。
休みは身体だけでなく、メンタル面にも好影響を及ぼします。
ただしそれには、休みの使い方を学ぶ必要があると思いますし、
休みに罪悪感を感じないようにしないといけません。
そう言っている僕自身が、27歳の時、スペインで学んだはずなのに、
帰国して以来、仕事づけのスパイラルにはまっていました。
(ひどい年は年間の休みが10日ちょっと、2000レッスン超え。。。)
今では少し仕事を減らし、今年のGWは1週間丸々休みました。
沖縄のビーチでごろごしていましたけど、正直あまりリフレッシュできませんでした。
休むことに罪悪感はありませんでしたが、休みの使い方は下手なんだなぁと感じました。
話がそれましたが、良い休みが取れた後の
『いっちょ、やったるか!』って気持ちを感じたことはみんなあると思います。
その感じを人為的に作り出すこと、
作り出せるようになることは、とても大切。
一般的に女性の方がそういう感覚に敏感ですよね。
そして②
練習は試合のように、試合は練習のようにと昔から言われます。
とても良い言葉だと思います。
ただ、試合の時に身体で感じるあの緊張感を
練習で感じることは不可能です。
また、本番の試合では
必ず、不測の事態が起こります。
『不測』なのだから、あらかじめ想像することは不可能ということです。
それに対して、どのように戦えるのか?がポイントです。
バルセロナで練習していたヨーローッパの選手達は、
『練習マッチは所詮、練習マッチ』
という雰囲気でマッチ練をしていました。
そして本番の試合では、明らかに1ランク上の集中力を見せます。
これは日本人には見られなかったことです。
ある意味でリアルに非日常を
イメージできているのではないかと思います。
練習は練習。本番は本番という雰囲気です。
だからといって、練習で手を抜くことがないのがスペイン人。
僕はアメリカの環境は知りませんが、
為末さんの記事ではアメリカ人は練習も手を抜く時は抜く
ようなニュアンスで書かれていますよね。
日常を全力でこなしながら、非日常がしっかりと
イメージできるようになって、本番の試合で
日常よりも1ランク集中力を上げられるようになれば鬼に金棒。
でも、ヨーロッパの選手が、本番の試合で
スーパーサイヤ人になって戦う姿を目の当たりにすれば、
みなさん『勝負強さ』って本当にあるんだなって感じるはずです。
ただ、ヨーロッパの真似をしてもうまくいかないので、
日本人に合う形を模索することが必要でしょう。
その第一歩が、
①頑張ることと休むことを必ずセットで考える能力
②リアルに非日常を想像できる能力
を養うことだと感じています。
明日は為末さんも書いていたリスクの問題について。。。
1月3日の合同マッチ練習会。あともう少しで定員です。
朝9時から夕方17時まで練習マッチやりまくります。
3150円です。
興味がある方は、過去記事よりどうぞ!
来年は。。。2。
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