地道にそしてシンプルに。。。
こんにちは!
ナダル残念でした。。。
1stセットは競っていましたが、データではかなりヤバイなという数字が出ていました。
試合後のナダルのコメント。
『極端にネガティブな考えもないし、極端にポジティブでもない。これからも、これまでと同じように自分のルーティンに徹していくだけだ。来年も戻って来る』
このコメントにもスペインテニスを牽引してきたプライドを感じます。
さて、データ上でナダルヤバイなぁと感じていた数字。これは、ジュニアの試合にも当てはまります。二つありました。
①4本以上ラリーが続いて場合のポイント獲得率
②セカンドサーブでのポイント獲得率
1stセット7ー5と差があまりないようなスコアでしたが、上記の二つの数字でナダルは大きく負けていました。
特に①が取れないとキツい。すべてをショートポイントで取ることは、難しい。ラリー戦でのポイントを取れないのは、戦っている選手には、ものすごいプレッシャーとなってのしかかるでしょう。
展開力・前後のポジション取りの力が上の選手の方が、①を取ることができます。
昨日のナダル対ジョコ、展開力でジョコが上回ってナダルのボールが明らかに浅くなるシーンがたくさんあったし、コートの中に入ってバックのストレートでエースを決めるシーンが多々ありました。
その力で上回られてしまったことが、結局、②に響いてしまったということだと思います。
まさしく、今のテニスでは、①のポイント獲得に秀でていないと勝ちきれないと感じます。
まずしっかり守りからポイントを始められること。そして守りながら、機をみてコートの中に入ってポイントを奪い取る能力。
稀に、フェデラーや錦織選手のように、中に入ることがメインで機をみて守備という戦い方でも戦える選手もいますが、多数派ではありません。
そんな能力を上げようと思えば、これはもう地道にシンプルに練習していくしかないです。
ディレクション・チェンジひとつとっても、上手い選手は一目でわかるほど、コントロールが卓越しているものです。
地道さの継続でしか、絶対的な能力は備わりません。コーチも忍耐力が必要ですね。。。
地道にそしてシンプルに。。。
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