2016 テニス クロアチア・スムリクバボウル&DudBowl遠征回想録!Part2!2タイプのヨーロッパジュニアのニュートラルボールを動画で紹介!


対戦相手のニュートラルボールに苦戦する日本人選手

7月11日の記事に書いたニュートラルボールの動画を紹介します。会場のクラブは通路から盛り上がった状態でしかもすべての面にフェンスが張り巡らされていたので少し見づらいアングルになってます。

7月11日の記事

2016 テニス クロアチア・スムリクバボウル&DudBowl遠征回想録!Part1!ニュートラルなボールの重要性。打っているだけで、攻めにもなるし、守りにもなる。しかもノーリスク!

まずは動画をどうぞ。2分弱ある長い長いポイントです。音楽が入ってますが、会場に流れている音楽です。

ボールを散らしたが何もさせてもらえない苦しい展開

前に入って攻撃したい、相手を左右に振りたいのですが、なかなかそうさせてもらえません。気がつくとコートの後方まで下げられてしまっています。決して下がりたくて下がっているのではなく、ミスなく返球しようとするとこうならざるを得ないのです。

攻撃的に前に入っていくのですが、

気がつくとこんなに後ろに。。。

そしてまた前に入っていくけど。。。

またこの位置に。。。

この繰り返しで全く自分のテニスをさせてもらえません。山梨クッズテニスカップ準優勝の選手ですから、ただの低い軽いボールならしっかりと打ち分けて攻撃できます。でもやらせてもらえません。。。苦しい苦しい試合でした。ちなみに途中から相手選手がガス欠状態になり、最後はしっかり粘り勝ちしました。相手により体力がついてくるとより手強くなるでしょう。お互いまだ10歳ですから。。。

フラット系のニュートラルボールを打つDudBowlファイナリストの女子

そして同じく7月11日の記事の後半で紹介した、質の高いニュートラルボールを打つ選手の動画がこちら。このDudBowl準優勝の選手です。この選手も同じ10歳。動画の最初に一緒に見ていた上の動画の女子選手の声が入っていますが。。。『なんか振られてもめっちゃ深いとこに返せる。。。』とか言ってます。僕の質問に答えていたんでしょう。まずベースラインから下がりません。そして打つボールの軌道が山なりでなく低いので、相手もそれほど高く持ち上げることができません。

常にこれくらいのポジションで打ちます。

試合を通して一貫して同じ感じでした。とにかく下がらない。ボールの上がり際を打つことがうまいのと、それで打ち続けられるだけの強いメンタリティを持っています。普通はミスが増えそうで怖くなりポジションが下がりそうなものですけどね。ミスしても淡々と戦い続けます。最後は負けてしまいましたが、勝った選手よりも印象に残っています。

・どのようなニュートラルボールを打つのか?
・またどのようなポジショニングで戦うのか?

正解は一つではありません。

スピンボールを混ぜて自分も前後に動く形でもいいし、低いボールを使い自分は下がらないという形でもいい。またそれらを使い分けてもいい。自分が下がらずにコートの中に立ち、相手は下がらざるを得ない状況をたくさん作ることが試合を有利に進めるためには必要です。

※2016年7月12日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月14日に再度公開しました。

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