2016 テニス クロアチア・スムリクバボウル&DudBowl遠征回想録!Part12!『MORE THAN TENNIS』というスムリクバボウルの素晴らしいスローガン!後編!


スムリクバボウルの素晴らしいホスピタリティ!

前編の記事です。2016 テニス クロアチア・スムリクバボウル&DudBowl遠征回想録!Part11!『MORE THAN TENNIS』というスムリクバボウルの素晴らしいスローガン!前編!

10歳という年齢を考慮しての、プレッシャーをかけ過ぎない雰囲気作りが素晴らしいこの大会。その日の試合が終わると、各種イベントが用意されています。出場したいグランドスラム大会の名前を言いながら、オリーブの樹を植えるというイベントもその1つ。そして自家製のオリーブオイルをプレゼントしてくれます。このテニスクラブは、自家製のものが多く、ワインも自家製の物を参加賞としてもらえます。

決勝戦の前日は、Burijuni National Parkへのクルージングツアーがあります。日本チームは、松島コーチがもっと良いクルージングを知っているということで、別のクルージングをしましたが。そのクルージングでの景色。信じられないくらい綺麗な海です。

かもめもすぐ近くまで飛んできて、手渡しでエサをあげられます。

子供達に過度なプレッシャーを感じさせないように、毎日テニスと各種お楽しみイベントがある

そして特筆すべきは、毎日のようにテニスと各種お楽しみイベントが、必ず1セットになっているということです。7月27日の記事で紹介した、『More Than Tennis』というスローガンの元、大会の雰囲気作りに工夫を凝らしているのが、大会に参加するとよくわかります。

①10歳の子供であっても選手として扱う
②テニスとお楽しみイベントを行う

この2つが大きなポイントになっていると思います。

①に関しては、前編に書いたように、開会式のインタビューや、サインボードなど、プロ選手が行うようなことを行うことで、子供達の気持を高めています。②は、テニスの結果だけに神経質になり過ぎないように、良い夏休みの思い出になるように配慮がされています。世界一を決めるという高いテンションで試合をしていますから、10歳の子供達が、応援している親が外野で喧嘩になることもあるような、過剰なプレッシャーの中で試合をすることになります。行き過ぎた雰囲気にならないように、主催者ミオを中心としたスタッフがちょうどいい競争の雰囲気を作っています。それが認められ、人伝てに広がって行ったからこそ、このプーラという田舎町のたった3面のテニスクラブに、世界中から10歳の各国トップクラスのテニス選手が、毎年集まってくるのでしょう。大会の歴史を感じる、歴代優勝者の写真が並んだ壁。また来たいと思える大会です。

 

価値を作るため、行動し続ける凄さ

FCバルセロナの『més que un club』(クラブを超えた存在)に、何か似たものを感じます。スローガンを掲げてそれを守るために行動し続けることはとても難しいこと。スムリクバボールの運営には、スローガンの素晴らしさと、スローガンを守る為に行動しつづけていることの凄さの両方を感じます。

 

※2016年7月27日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月14日に再度公開しました。

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