ジュニア競技テニスをサポートしていて、色んなアドバイスを聞き過ぎて困った時に読んで欲しいこと
日々、情報を得ながら、手探りで進めていくジュニア競技テニスのサポート、色々と聞いているうちに、混乱してしまうこともあるではないでしょうか?それは
情報が多過ぎて、選択が難しいから
ではないでしょうか?
手に入りやすくなった情報
テニスの練習方法や栄養補給、筋力トレーニングまで、インターネットのおかげで情報が簡単に手に入るようになりました。それだけに、それらを扱うコーチや保護者の皆様によって、結果に違いが生まれるようになってきています。
一歩通行
ほとんどの情報は、コミュニケーションではなく、コミュニケーションを遮断した状態で一方的に見る形でインプットします。
・低年齢のジュニアにも当てはまるのか?
・相反する情報を同時に伝えていないか?
など、情報を取捨選択する能力も問われます。
15年前
私が15年前にスペインのアカデミーに留学していた時、アンヘルコーチが、『目の前のコーチ情報を大切にしよう』と言っていました。当時は、スマホはなく、インターネットを使うにはパソコンしかありませんでした。ですが、情報は増え始めていて、アンヘルコーチもジュニア選手達が、情報に振り回され始めているのを感じていました。
軸
年齢や個人差によっても異なりますが、様々な刺激を取り入れた方がいい時期もあります。ですが、その根幹には、軸となるコンセプトが必要になります。たくさんある情報を取捨選択して、軸を中心として枝葉をつけるように消化できれば理想的です。
整理する
反復練習と試合経験が大切なテニスでは、たくさんある情報をできるだけシンプルにまとめることが大切です。情報を整理する能力も問われます。例えば、
・反復練習の積み重ねが全て
・反復練習は怪我の元
という相反する情報をどのように消化するのかは、情報の受け手に委ねられています。しっかりとしたコンセプト・考える軸があれば、この2つの情報を操ることは可能になります。それだけにコーチや保護者の皆様には、時代感覚も必要になります。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方