Tweet

この夏も、暑さの中で熱心に頑張ったジュニア選手たちと保護者の皆様に感謝申し上げます。私自身、コーチとして様々な選手たちの結果を目の当たりにし、様々な感情を味わいました。

その中で改めて感じるのは、『ビジョン』の重要性です。

20年前と比べ、現在のジュニア選手たちは目標に向かって努力するための環境が随分と整ってきました。練習環境の向上、試合の選択肢の増加など、それぞれの選手が目標に合わせたチャレンジを行いやすくなっています。

しかし、選択肢が増えることで、短期的な結果に目が向きがちになり、大きな『ビジョン』を見失う危険性が高まってきました。最終的に何を達成したいのか、どこへ向かっているのか。このビジョンから逆算して、今日何をすべきかを明確にすることが、真の成功への鍵となります。

短期の結果に囚われ過ぎると、本来の『ビジョン』が曖昧になり、結果的に目指している場所への距離が近づかなくなる危険性があります。

選択の幅が広がった今だからこそ、『ビジョン』をはっきり持ち、そのビジョンに基づいて毎日の活動を計画し、実行するスキルが必要となっています。

ジュニア選手たちには、『ビジョン』を忘れず、時折そのコンセプトを見直しながら、新たな1年を迎えて欲しいと思います。