お子様のテニス育成にはクレーコートがおすすめな理由!Part6!バウンド後の球足が遅いのが良い!


バウンド後のボールスピードが遅くなるで、ポイント練習に最適!!

以前私がヘッドコーチを務めていたテニスクラブのインドアコートはとにかく球足の速いコートでした。(今は塗り直して遅めのコートになっています。)球足が速いと、ポイント練習をした時に、先に強く打った方が勝ちという感じで、あっさりと決着がついてしまいます。これが球足の遅いクレーコートだと、ただ速いだけのボールでは決めることができないので、ポイントを取るために、

①空きスペースを作ってから攻撃
②緩急をつける

などなど(挙げるとキリがないので今回は2つにしておきます。)様々なアイディアが生まれます。そのアイディアの素になるのが、クレーコートという環境になります。

ボールの重さが必要になる

球足が遅いことで、相手とのラリーが増えます。お互いに時間的な余裕があるので、しっかりと構えて打ちます。そこで重要になるのはボールの重さです。スペインのクレーでスペイン人と日本人が試合をしていると、スペイン人の打つボールが日本人のほぼ正面にいっても、球威に押されてチャンスボール気味にサービスライン付近に力のないボールが返ってしまうというシーンを何度も見ました。それくらいボールの重さが違います。サーフェイスが遅いことにより、相手に追いつかれても返球が困難になるような、しっかり打った重いボールが必要になります。必要になるということは、それに自然に取り組むようになるということです。

※2012年4月13日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月8日に再度公開しました。

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