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テニスヨーロッパU12女子決勝より

ＥＴＡトーナメントで見てきた、テニスの特徴、長所＆短所など少しずつ紹介していこうと思います。ヨーロッパ（といっても広いので様々なスタイルがありますが。。。）のテニスをそのまま真似するよし、その対応を考えるもよし、迎撃する方法は人それぞれです。今日はＵ１２女子決勝、惜しくも準優勝に終わったスイスのRADOVCIC選手のフォアハンド。とにかく打点が高くて球が速い。高い打点で当たりが厚いんです。下の動画は、サーブからの返球を１発で仕留めています。サーブの跳ね上がり具合も注目です。跳ね方までは、動画ではわかりにくいですが、リターンの位置をみればわかります。右利きの選手のバックの高い打点に跳ね上がってます。これでは良いリターンを返すことはできません。その力のない返球をコートの中に入って１発で決めています。動画ではわかりにくいですが、かなり速いボールです。

下の動画も同じくフォアハンドです。打点が高く、コート中にしっかり入って打っています。ベースライン付近でボールを待ってしまっては、このエースは取れません。

また注目すべきはショットが決まっている場所です。

サービスボックスのコーナーに決まってます。この角度に打つには、ボールの上がりっぱなを捕らえて、しかも厚い当たりで打たないといけません。コンパクトなテイクバックから一気に振り抜くことが求められます。動画ではわかりにくいですが、この女の子のボールはとにかく速かったです。タイミングを合わせて低くて速いボールだけでなく、高い打点でも打ち抜ける。Ｕ１２でも高い技術を持っていました。

※2013年9月3日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。