2014ハンガリーテニスヨーロッパ視察日記!4日目!間の使い方を学べ!!


クレーコートの戦いで学べるのは、『間』の使い方

ブルーな深夜3時起きの空港です。昨日の続きで『間』の話。クレーコートということあり、そしてラリーの軌道が高いこともあり、日本国内で見るようなテンポのあるラリーではなく、こちらのラリーはなんとも言えない『間』が存在します。そしてただのロブ合戦と違って、その『間』が、なんとも言えない緊張感を作り出します。お互いハードヒットでスピンのかかったボールを打ち合うかと思えば、本当に軽いあたりで深く打ち合って様子を探っていることもあります。クレーのテニス=スピンのグリグリなんてよく言われますが、
決してそんな感じではありません。


 

ワンパターンな選手はいない!

球足が遅い分、ラリーのやりとりの内容が深くなり、単発なワンパターンではとても3セット戦い抜けません。同じように打ってるように見えても、打球音が違い、飛んで行くボールのメッセージが違う。チャンスボールを作り出す剛打の時もあれば、ミス待ちの柔打の時もある。全員が全員、ナダルのようなスタイルかと言えばそうではない。ドロップとショートクロスを駆使し、ドライブボレーでエースを取るパワーがない選手もいる。そして強い。それらの特徴の種となっているのが、『間』ということになると思う。低年齢の時は、クレーコートでの経験が必要だと言われます。この『間』の中で多彩なショット・多様な戦術を操れるようになることが将来役に立つからでしょう。現地では、ハンガリーナショナルコーチのレビーコーチ、ゾルダンコーチとも情報交換ができました。

 

※2014年6月26日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月19日に再度公開しました。

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