2014チャレンジ サンチェス・カサルテニスアカデミー!遠征日記!4日目!ナダル選手と錦織選手から学ぶ!
ビデオルームで。
昨日は土曜日、アカデミーの練習は午前のみ。時間があったのでビデオルームで、今年の全豪の錦織対ナダルの一戦を見ながらスペインのコーチと僕とでレクチャーしました。こちらのドリルに入っている動きが試合の中でどう生かされているかを説明しました。サンチェス・カサルでやっているスペインドリルは基本の基本。テニスのベーシックを学ぶにはもってこいです。でも一週間の短期では身体で覚えるのは無理なので、頭で学んでもらいます。
ナダル選手と錦織選手のどこを学ぶか?
その後は、現地のコーチも話し始めました。ナダルのアベレージテニスについて語る現地コーチ。コートの後方に下がるシーンが多いけど、確実にポイントを積み重ねていく。それはそれでそのまま選手達に伝える。これがここで教えているスペインテニスのコンセプトだと。ただ同じようにスペインドリルで行っている基本がしっかり使えているけど、それをより攻撃的に使っている錦織選手の動きについても僕からレクチャー。ナダルよりもコートの中に入っていく動きが多く、リアクションテニスではなく、自分からアクションを起こしてクリエイティブなポイント獲得を目指す。これが錦織選手の動画じゃなければ、みんなそこまで心に響かないと思うけど、錦織選手のおかげで説明がものすごくしやすい。プロの試合を見ると、どうしても打ち方やボールのエグさ、そしてスーパーショットにばかり目が行きがちです。でもジュニアのみんなにもいますぐ取り組むことができる、基本的な動きがたくさんあることを学んでもらえたと思います。その基本を学ぶ為に、ここではひたすらドリルをやっていることも。基本を学ぶ意味が詰まったドリルであると理解してもらえたと思います。
※2014年11月30日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月18日に再度公開しました。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。