お子様と全豪オープンを楽しみながら教えてあげて欲しい上達ポイント!
全豪オープンが始まりました。みなさんテレビから離れられなくなりますね。今日はお子様と一緒にテニス観戦をする時に、ちょっと気をつけて見るとタメになるポイントを紹介します。それは、長いポイントと短いポイントに注目することです。この場合の長い短いの判断基準はラリー数です。ラリーが長いポイントもあれば短いポイントもあり、選手それぞれに得意な展開があります。
短いポイントでは1球目・3球目・5球目に注目
短いポイントのラリーでは、サーブorリターンの1球目、そのボールが返ってきた次の3球目、そしてその次の5球目という3つのショットが重要になります。特にサーバーは有利なので、頭の中である程度組み立てています。もしくはリターンでプレッシャーをかけて、次のボールを叩き、その次をボレーで決めるなんて場合もあります。そういうポイントがあれば、リプレイで何回も見て見ると、選手の意図がよくわかって良いと思います。イメージ作りには成功しているシーンを見るのが一番です。普段はお子様が負けた試合のビデオを見て反省会をしているのなら、できるだけ成功しているシーンを見た方が良いと思います。(上の動画は2013年のヨーロッパジュニアU12の決勝です。プロの動画では良い感じの短いポイントがなかったので。)
長いラリーからギアを上げた展開
この動画はとても良い例です。しかもマッチポイントなのでどちらも緊張感の中、大切にプレイしています。長いラリーの展開を見るときは、まず、コースは変えているけれど、あまりコーナーは狙っていないところに注目できると良いと思います。ガンガン打っているように見えて、コースを変えて相手を動かしていますが、下の写真の黄色いラインより外にはボールを打っていません。
ジュニア選手は、ラリーの最初から意図なしにコーナーを狙ってばかり打ってしまいます。世界のトップ選手でも、コーナーには打ってないことを学べます。そして様子を見ながらコーナーに来ますが、それでも1発で決めるというよりは、2回・3回で決めてきます。このラリーでのジョコビッチの最後の締めくくり方は理想的です。ウイナーの一つ前のフォアのストレートだけライン際に打っています。
①短いラリーと長いラリーと2種類ある
②どちらも1発では決めに行っていない
そんなことを確認しながら観戦すると、今後の練習に生きてくると思います。後はこういう起死回生のスーパーショットを見てテンションあげましょう!
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