強くなるジュニアのお父さん・お母さんに共通していること。
3月に入りました。全国大会につながるビッグトーナメントが各地域で始まります。ということで昨日、一昨日は、試合前後のサポートに関する記事を書きました。
今日はどうすれば勝てるようになるか?強くなるジュニアの保護者の方々はどのようなサポートをしているのか?について私のコーチ経験・海外遠征経験から例を出して書きたいと思います。結論から先に言うと、
お子様が強くなるお父さん・お母さんにあるものは圧倒的な行動力です。
ではその行動力の例を3つほど挙げます。
毎週末関西中の試合を回ったお父さん
とても運動神経がよく、良いテニスをするんだけれども、なかなか結果に結びつかない小学3年生のジュニアがいました。お父さんから、プライベートレッスンをお願いしたいとオファーを受けたのですが、『彼は指導を受けるよりも試合をたくさん経験した方がいい』と言いました。なんとも商売っ気のないコーチですが、その方が確実に強くなると思っていました。それからは、毎週のように関西中の草大会やマッチ練習会を探して試合数をこなしました。そうすることでU12の最後の年には大阪のトップ選手になりました。試合を探すことも大変だし、連れて行くと確実に1日潰れます。毎週末のように動いてくれた保護者に感謝です。
日曜の夜遅い時間にも関わらず関西中から選手が集まった練習会
江坂TCのコーチ時代には、ジュニア選手の3セットマッチの経験不足を補うため、日曜の夕方から3セットマッチ練習会を開催していました。毎週17時から23時くらいまでかけて3セットマッチを2試合行うというシンプルなイベントでしたが、大阪・兵庫だけでなく、京都や和歌山、滋賀からも車で数時間かけて来てくれていました。稀に岡山や福岡からの参加もありました。夜23時に終わって車で数時間かけて帰り、次の日は仕事です。にも関わらず、毎週のように関西のトップ選手が集まっていました。全国大会で活躍している選手や日本代表として遠征に参加しているメンバーも来てくれていました。
アメリカ在住は試合の数は恵まれているけれどその反面。。。
アメリカ在住のジュニアテニスの保護者の方を2人しています。アメリカと言えば、テニスコートがたくさんあり、毎週カテゴリー別の大会が行われていて、チャレンジには困らないというイメージがあります。その通りなのですが、広大なカリフォルニア(北と南に分かれている)のどこかで毎週行われるということなので大変です。しかもアメリカは車社会、ホテルなども高い。そうなると朝4時に家を出たり、試合を終えて帰ってくるのは深夜3時だったりと、運転手兼身の回りの世話係の保護者はもう大変です。それでも強くなって行くジュニアは年間40大会とか出ています。アメリカは試合多くていなぁ〜って感じですが、親の疲労とガソリン代は大変なことになっています。
経験は裏切らない!!
良いレッスンを受けることも大切ですが、行動して経験して行くことは同じくらい大切です。両方がうまくリンクして行くと成長して行くと思います。ヨーロッパも大会がたくさんあって良い環境であることは間違いないですが、その恩恵を受けるには行動するしかないのは同じです。
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