お子様のテニスの試合を見てアドバイスする時に持っておきたい着眼点!


春の大切な大会に向けて、練習会などでお子様の試合を見る機会が増えると思います。あまり細かいことは言いたくないけれど、ついつい帰りの車でアドバイスしてしまうもの。悪いとこばかり言うのではなく、褒めてあげないと駄目、そう思っていてもついつい言いすぎてしまうものです。今日はアドバイスが少しでも効果的になるような着眼点をご紹介します。

ついついミスショットにばかり注意が行きがち

目が行くのは、やっぱりミスショットだと思います。あのミスがなければ勝てるのになぁ。。。なんて感じてしまいますが、ミスを減らすには練習するしかありません。逆説的に言うとミスは練習を積み重ねて、試合経験を積み重ねれば減っていきます。ミスが減った時にしっかりと勝てるような方向に導いてあげるのが良いアドバイスです。

かっこいいプレイを褒めてあげるだけでは不十分

かっこよかったプレイを褒めてあげることは是非してほしいですが、それだけでは不十分と言うか良いアドバイスにはなりません。お父さんお母さんに褒めてもらえることは、お子様にとって頑張る動機になりますが、もう一歩踏み込んでもらいたいです。

相手に対してプレイをしているかどうかをチェック

見てあげてほしいところは、対戦相手に対してプレイできていたかどうかです。相手が嫌がっていることをしようとしていたかどうかです。ただ飛んできたボールを打ち返しているというのではなく、相手に対してプレイしていたかどうかをチャックしてあげましょう。例えば、
相手を左右に動かそうとして、ミスをしている・・・OK
とにかくコートのコーナーを狙って打ち込んでいる・・・駄目

という感じです。

どうすれば相手がもっと嫌がってくれるのかを教えてあげる

・あともう1球多く相手コートに返す
・ドロップショットをしてみる
・ストレートやクロスにコースを変えて、相手がフォア・バックを混ぜて打つようにする(グリップを変えるのでミスする機会が増える)

などなど、相手が嫌がるにはどうすれば良いのか?を具体的に教えてあげると良いと思います。試合中に偶然そうなった場面をビデオで見返しながら(記憶を辿りながら)教えてあげましょう。選手には気持ちよく決まったシーンは頭に残っても、相手が嫌がっているところはあまりわかりません。具体例・成功例を見せてあげると、次の試合で実行しやすいです。

相手とのやりとりを楽しめるように導いてあげる

こういうプレイをしていた時は、相手は嫌がっていたと思うよ。そういう言葉でお子様に、相手とのやりとりを意識し、楽しめるように導いてあげると良いと思います。

三度の飯より相手とのやりとりが好き。

そして負けず嫌い。そうなれば勝手に上手くなっていきます。

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