子供達の集中力は15分ごとの波がある。


テニスでも勉強でも、子どもの集中力を持続させるのはとても難しいもの。

テニスにおいても、強いジュニアほど試合中の集中力が高いと感じます。
それゆえに、ついつい『集中しよう!』という言葉を不用意にたくさん使ってしまいます。

それは努力・根性世代が集中力を無限に続くのものであったり、
訓練しだいでどこまでも持続すると考えているからではないでしょうか。

実は集中力は最大でも15分しかもたないのです。

子どもの集中力持続時間

この記事にあるように集中力には15分周期で、
集中力が切れる波がやってきます。
年齢が上がるにつれて、その切れ目をうまくつなげることができるので
長く続くように感じてしまうのです。

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小学低学年だと15分が限界だそうです。
集中力が切れる波が来ると一度しっかり休んで、
また集中し直すことが求められるということですね。

テニスの練習なら15分に一度は休憩が必要。

テニスの低学年の指導をしていると、15分くらいで休憩を入れます。
集中力を維持してもらうことが目的なので、
ここでふざけて遊びすぎたりしすぎないようにします。

完全に集中力を切ってしまうのではなく、次の集中力の波にうまく乗れるような、
リラックスを促すことが大切です。一度完全に切ってしまうと、
子どもたちの集中力を戻すのに時間がかかってしまいます。

では集中力はどのように作り出せばいいのか?

子どもの集中力はこうやって作る

この記事にあるように集中力を生み出す『型』を作れば良いと思います。

テニスの低学年チームの練習では、必ず練習の最初にテニスボールではなく、
ラグビーボールやドッヂボールをつかってウォーミングアップをします。

ラケットも使いません。そこでサイドステップをしながらキャッチボールをしたり、
ラグビーボールをオーバースローで良い回転で投げられるようにしながら、
ボールに対する集中力を上げていきます。

徐々にボールに対する集中力を上げていくための『型』です。

集中力は、目に見えないものですし、その取り扱い説明書は明確ではありませんが、
少なくとも15分に一度、波がくることはわかっています。
あとは自分流のトリセツを作り上げていくことで、
集中力を持続できるようになると思います。

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テニスが本当に強い選手は、集中状態から出てきません。
他人を寄せ付けないほどの集中状態を作り出します。

低年齢から集中力に対する意識を持つことはとても大切なことです。

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