子供達が教えて欲しいのは、社会的に必要なルールよりも、スポーツや勉強などのテクニカルな部分。
子どもにテニスをさせたいお父さんお母さんの中には、
自分が運動が苦手だったのが不安だという方がいると思います。
ですが、お父さんお母さんの運動能力はさほど考えるなくていいのです。
この記事にあるように運動能力と運動神経は違います。
運動能力は先天的なものですが、運動神経は後天的なものです。
特にテニスという競技はラケットスポーツですから、
走るのが速い、高く跳べるという能力以上に、
ラケットを上手く操作するという特殊な能力が必要です。
私のこれまでの指導経験では、ゴールデンエイジとよばれる低年齢期に、テニスを始めて、
ラケットでボールを打つ技術に慣れているジュニアが良い成績をおさめていると感じています。
そう、遺伝的なことはさほど気にしすぎることはないのです。
ではお父さんお母さんが大切にしなければならないのはどんなことなのか?
日本能率協会総合研究所の調査レポートです。
母親が子どもに教えてきたこと、
子どもが親に教えてもらったことのTOP3はいずれも
「基本的な生活習慣」「基本的なしつけ」「社会生活に必要なルール」と一致。
とあります。誰もがやっていることだと思います。そして、
母親が子供に今後教えたいこと、子どもが親に教えてもらいたいことは不一致な結果に。
母親は基礎的なことを、子どもはテクニカルなことを求める傾向。
母親はより社会的に必要なルールなどを教えてあげたいそうですが、
子供たちはスポーツや勉強などのテクニカルな部分を教えてもらいたいみたいですね。
上の方の親の遺伝か?のリンクにもあるように、
親がスポーツが得意な方が有利なのは、
この場合に的確にテクニカルな部分の指導ができるからです。
現状、テニスが強いジュニアの特徴は、
お父さんお母さんがスクールの上級者レベルであったり、
テニス以外の競技で全国レベルなどの成績を残しているなどの例が多いですが、
理由はその為だと思います。
もし、このお父さんお母さんが運動に自信がなく、
テクニカルな知識がないのであれば、これはプロに頼むしかありません。
テニスコーチに頼んでレッスンしてもらうしかありません。
運動が苦手だったお父さんお母さんは、
このように順序立てて考えていくと、解決の道筋が見えて来ますよ!
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