ヨーロッパのコーチの教え方から学ぶ、お父さん・お母さんがお子様の試合後に声をかける時のポイント
ミスの指摘の仕方
ジュニア選手が、ミスをした時に直接的にそのミスに触れるのではなく、『何をしようとしたか?』を聞きます。ジュニア達は、
・相手のバックハンドを狙おうとした
・深く打とうとした
・何も考えていなかった
など、返答します。選手の意図を聞き出して、もし意図があれば、まずその意図は認めます。その上で、ネットやアウトなどのミスについて触れていきます。
自己肯定感は残す
そうすることで、プレイ中の意思決定に対する自己肯定感は残します。ミスをすることはよくないことですが、ジュニア選手は未熟です。低年齢のジュニアは、技術的には未完成ですから、
・将来的にミスが減った時のための指導
・ミスに対する意識をあげる指導
の両方が必要になります。基礎練習を積み重ねて、試合経験を積めばミスは減ります。そこからさらに伸びるためには、前者のアドバイスが必要になります。
自ら考えられる選手への誘導
コート上で行っていることに対して、肯定してもらえることで、選手達は、次のアイディアが出てきます。それには戦術練習など、コーチの助けも必要になりますが、学んだことをすぐに試してトライ&エラーを繰り返せる選手とそうでない選手には、差が生まれます。ヨーロッパでは、日本と比べて『何をしてしも良いというシチュエーション』を楽しめる選手が多いです。日本ではどうしても、コーチの頭の中にある正解を伺いながらプレイしてしまいます。何気ない練習中の一コマに小さな成功体験を感じさせてあげると良いと思います。
多彩なテニスを身につけられる
コート上での自己肯定能力を高めることで、多彩なテニスを身につけやすくなります。ミスをせずに返し続けることは、基礎技術を身につけるためには、とても大切なことです。日本人はその能力は高いと思います。プラスして多彩な戦い方を身につけていきたいです。
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