ジュニアテニス指導で自然に身につく動作を理論的に説明することは必要か?
先入観
昨日のYouTubeで紹介したセレクティブステップ。スプリットステップは両足同時着地という先入観があり、実戦の中では、片足で着地することが多く、その方がスムーズに動けますよという内容でした。
自然
実はこのセレクティブステップは、わざわざ紹介しなくても、ほとんどの人が自然に使っていて、自然にそうなっています。テニスの指導では、
・自然にできることは自然に学ぶ方が良い
・自然にできるまで待てないので指導する方が良い
・自然にできることでも指導して確固たるものにする方が良い
など、指導者によって『自然にできること』の扱い方が変わります。
他の例
他に例を出すとすると、サーブやスマッシュの時のプロネーションという動作があります。肘や手首の動きを細かく説明し、指導する指導者もいますし、腕を伸ばし、伸ばすところまで伸ばせば、自然にプロネーション動作になるという指導者もいます。どちらも正解です。
ミッション
最終的に選手のパフォーマンスを良くすることができれば、方法はどれでも構わないと思います。選手の理解度や選手の吸収しやすい方法を選ぶことも必要でしょう。感覚的に指導した方が伝わりやすい選手がいれば、論理的に理屈っぽく説明した方が良い選手もいます。子供だから感覚的な方が良いかというと、理屈を知りたい子供もいるし、大人でも理屈を嫌がる方はたくさんいます。
①理屈がわかっていて理屈っぽく指導するタイプ
②理屈がわかっていて感覚的に指導するタイプ
③感覚的にわかっていて理屈っぽく指導するタイプ
④感覚的にわかっていて感覚的に指導するタイプ
どれかに偏る必要はないですが、対応する選手に応じていろんな顔を使い分けられると良いと思います。
自然に身につく動作の習得スピードをあげることがミッションです。
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