インスタントで時間貧乏!
こんにちは!
いやいや、日本の子供達は忙しくしてますよね。義務教育の学校に塾、習い事。。。かくいう大人も忙しい。仕事して家事して、空いた時間にテニスに出かけて、帰りに接骨院によって、また家事。。。この35年間の内、1年3ヶ月をバルセロナで過ごした僕には何か違和感を感じざるをえない。。。スペイン人には時間がたくさんありますよ~。笑。おしゃべりを楽しむ時間、趣味を楽しむ時間、バカンスと呼べるほどの長期休暇を楽しむ時間。。。
なぜ日本人にはこんなに時間がないんだろう?週1日の休み(今までの人生ずーっと週1。。。)の日くらいは、お昼間から海辺のお店でビールとパエリアを楽しみたい。こんなに働いているのに、なぜ日本人にはこんな夢すら叶わないのか。。。日本人がそんな雰囲気を楽しみたければ、大枚はたいて、海外旅行にいかねばならんのかい。。。
日本人は時間貧乏だと思う。だからインスタントは得意だけど、熟成が苦手だと思う。この国で頑張れば頑張るほど、インスタント能力がUPする。。。なんでも効率よくすませ、効率よく消費する。果たす責任もインスタントなら、生じる義務感もインスタントだ。。。
それでも、国民の幸福度が高ければ、それでいいんだけどそうでもない。2010年、米国ギャラップ社は世界155カ国で行った幸福度調査の結果は、1位がデンマーク、スペインは43位、日本は82位だ。デンマークは言わずと知れた福祉国家。スペインは経済的にはユーロ圏のお荷物的な存在であるが、日本はGDP3位の経済大国だ。なのにこの差はなんなんだろう?
やっぱりね、インスタントは駄目なんだよね。日本人なら一度が聞いたことがある言葉『仕事なんだから、当たり前でしょう!』仕事をしっかりしていないと注意される時の常套句。そしてそれでなんとなく納得してしまう。お金をもらっているから対価としての労働は当たり前ということだろうか。何かすり替わっていないかな。
言うなら『日本は第二次対戦後、経済成長を第一に考えてきた国家なんだから、経済活動に躍起になるのは当たり前でしょう』そう言わなきゃいけないんじゃないの?こんなこというと、これ書いてる人はだらけてばかりで、ちゃんと働いてないんじゃないの?なんて深読みされそうだけど、ご心配なく結構稼いでまっせ!笑。
何が言いたいかというと、インスタントなモチベーションで働くと、結局時間貧乏になり、幸福感を感じにくくなるのではないかなぁ、ということです。テニスの現場で働くということを、インスタントな言葉で考えてはならない。
プレイヤーに喜んでもらう。上達してもらう。テニスを通じて健康になってもらう。なんかインスタントですよね?ほんまかい!ほんまに思てんのかい!ってツッコミたくなる。笑。
28歳で試合出るのをやめるまで、テニスのおかげで人生楽しかったし、目標をもって前向きに生きることができた、だからそんなテニスに恩返しがしたい。ん~、インスタントと熟成の中間くらいまできましたね。笑。
テニスという文化を、幅広く伝えていくために。。。。なんて、こんなことを成分化して考えること自体がインスタントな発想なんですよねきっと。日本で生活するかぎり、このスパイラルからは出ることできないのかなぁ。。。こんなことを、ブログに飽きもせずに書き続けることもインスタントな作業なのかも。。。
でもバルセロナでは、こう言われてました。『どんなに雨が降っていても、どんなに疲れていてもコートに来なさい。そうすれば、何かが起こる!』書き続けると何かが起こる!起こった何かをどう育てていくか。育ったものはインスタント製品ではないはずです。
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