はいはい。。。
こんにちは!
GWのスペインドリルイベントがなかなか好評で、
『スペインドリル』ばっかりやるクラスを作ってほしいとのリクエストが!!
まあ、調子に乗らずに少しずつ一般のテニスプレイヤーの方々にも
普及していけたらいいなぁ~と希望を抱いておきます。
さて今日は、最近ブログにメッセージをくれてフェイスブックでも
友達になった方のブログが興味深かったので紹介します。
こちら。『ナブラチロワの必勝テニス』
あの超攻撃テニスのナブラチロワでも『確率』を重視していたという内容。
『テニスは確率のゲーム』と言っているらしい。
なるほど、リンクされている記事の中に動画があるけど、
よくわかる。ぜひご覧ください。
実は、こういう話って試合に出ている人をレッスンするときは、
ほぼどのコーチもしていると思う。
ファーストサーブの使い方とか、チャンスボールの打ち方とか
どれをとっても『確率』の見地からアドバイスするとしやすい。
というか、言葉にして、活字にしてアドバイスするとしたら
それ以外に方法がないような気がする。
本の読み手が本当に知りたいのは、
ナブラチロワのボールを打つ時の感覚であり、
それを文章で読むことによって
少しでも自分のショットがナブラチロワに近づけるような情報だろう。
そしてそういう情報がないとわかると、
細かい文脈から読みとってそれを探そうとする。
さらにはナブラチロワの生い立ちや、
小さい頃からの練習環境にそれを見出そうとする。
それはとても楽しくわくわくする作業だと思う。
でもあとはどこまで言っても、調べた人の想像の世界であり
ナブラチロワの感覚には近づくことはできない。
昨年、鈴木貴男選手の研修を受けた時にこんなことがあったのを思い出す。
スライスのアプローチの話をしていた時。
『スライスをこんな感じで大きく上から下へと切るように
される方がいますが。。。』
鈴木プロは、実際にラケットを大きく上から下へ切下ろすような動作をしながら。。。
『そんなに大きくはしません』
そして、上下動の少ないフォームで高速の滑るスライスを打ちながら、
『こうです』
と話をしめくくった。
聞く側としては、その『こうです』の部分を、
『大きく上から下へ切るように』みたいな
表現で活字にして聞きたかった。笑。
僕はず~~~っとそういうジレンマに、
いらいらというか失望を感じていた。笑。
でも最近、Twitterで
あの侍ハードラー為末大さんがつぶやいた一言で
なんかすっきりした。(これは以前も書きましたね。)
曰く、『トップアスリートの感覚を言葉にすると台無しになる』
というつぶやき。
そうその通りだと思った。
なんか笑っちゃった。
ナブラチロワでも、
ナダルでもフェデラーでも、
イチローでもメッシでも、
スティーブ・ジョブズでも孫正義でも、
一流の人の感覚を言葉で表現されたものを求めても得ることはできない。
そんなものは、その感覚を台無しにした代物なんだから。
誤解のないように言いますけど、
このナブラチロワの本から学ぶことはたくさんあると思いますよ。
というか学ぶことしかないと思います。
僕は少しひねくれた角度から話しているだけです。笑。
大体、トップアスリートから確率の話なんてされたら、
結局、ショットの質や動きの質がすべてなのであって、
だとすると、日々のたゆまぬ反復練習が必要であって、
そんなもん、オンコートで言えばいいことで、
ジュニアならまだしも、
仕事帰りの疲れた方々に軽々しく言うわけにはいかず。。。
ってなことになっちゃいます。笑。
どうすれば、もっとみんながわくわくするような表現で
トップアスリートの感覚が表現できるのか?
なんかいい方法ないかなぁ~。。。
日々のたゆまぬ積み重ねで、
言葉では容易に表現できない、
またできたとしても、
それは表現したもの自体を台無しにしてしまうような
心、技、体を身につけなさいということか。。。
はいはい。。。
あっ、『はい』は1回ですね。。。笑。
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