走行距離。
こんにちは!
『親が子供の為に走らせた車の走行距離の分だけ、子供のテニスは成長する』
そんな言葉を聞きました。
しかもそれは、アメリカでのお話。
テニスは個人競技ですから、サッカーや野球のようにチームにバスがあって、
いつでもどこでも連れて行ってくれるという環境は少ないです。
そして、資本主義のトップに君臨しながら、ただいま斜陽中の日本やアメリカは、
何事もコスト管理がうるさいでしょうから、なおさら難しい。
(コストについては、友人の面白い記事をどうぞ。こちら。)
思い返せば、バルセロナのクラブでは試合会場や少し離れた別の練習場、
あとは行き帰りの送迎と、スクールバスがどこでも連れてってくれてましたね。
でもそんなことを大盤振舞いでやってくれていた国は、
今は経済的に大ピンチときている。
なんと20代の失業率は60%を超えているとか。。。
すべてがうまくいくというのは難しいものなのかも。。。
話はそれますけど、
最近、技術職の人どうしがお互いの技術を交換し合うということが行われてるらしい。
例えば、僕がある人にテニスを教えて、僕はその人に楽器を教えてもらうとか。
お互いに金銭のやりとりはせずに、技術だけを交換しあうようだ。
それなら、テニスクラブで
タクシーの運転手さんをしているテニスが好きな人に
週に5回くらい無料でレッスンを受けてもらって、
その変わり、送迎全般をしてもらうというのは、どうだろう?
なんて勝手な想像を膨らませてしまう。
そんなの言い出したらキリがないか。笑。
鍼灸師さんや、整体師さんにも同じようにして、
週に数回マッサージしてもらうとか。。。
話を戻します。、冒頭の一文について。
プロゴルファーの横峯さくらさんのお父さんが車を改造して、
日本中のツアーを一緒に回っていたのは有名な話です。
お金がない分をなんとか知恵と自らの労力で補う。
団体競技の話しになりますけど、
サッカーの国見高校の監督は、
いつもバスを自分で運転して選手を遠征に連れて行っていたらしい。
その疲れを見せない監督の運転席の背中を見て、
国見イレブンは、『このおっちゃんをなんとか日本一にしてあげたい』と思ったそうです。
先週末、冒頭の名言を僕に教えてくれたお母さんが、
アメリカのアトランタからの帰省中に、
息子さん2人を連れて、レッスンを受けに来てくれました。
帰省先は広島ですが、東京、名古屋、福井と来て、
大阪に来てくださいました。回った各都市で、
ものすごく有名なテニスクラブやコーチにレッスンを受けてきて、
大阪に来た時はちょっと疲れがたまっていました。
それでも、豪華なラインナップの中で唯一無名の僕は、
スペインドリルを体験したいということだったので、
全12ドリルと番外編、それから、ボレー返しまで
フルコース行いました。
(どんなのか知りたい方はサイドバーの過去記事『スペインドリル』からどうぞ!)
アメリカでもなかなか良いテニス環境はないらしく、
走り回っているらしい。
2時間みっちりやり遂げました!
疲れていたけど、写真左の高校を卒業したばかりの
お兄ちゃんのパワーはやはりすごかったです。
スペインドリル特有の『死んだボール』を
(しかも普段日本でやっているより、本場モードで勢いをころした)
肩口の高さからボコボコ打ち込んでました。
僕のスペインドリルのレッスンを、半年頑張ればかなり結果がでるでしょう。
やはりフィジカルが違う。。。
10歳の弟君もかなり上手でした。
日本人のように打ち方は綺麗ではないけれど、
ボールを捕らえる感覚はかなり良かったと思います。
真面目なだけじゃなくて、遊び心などの余裕も感じる。
2人とも頑張ってテニス続けてほしいです。
僕がお役に立てたかどうかは別にして、
それだけ走り回れるパワーがあるお母さんに、尊敬の念をいだきました。
(アイスコーヒーしかご馳走できなくてすいません。。。)
そのパワーにもっともっと応えられる存在にならねば。。。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。