肩甲骨の動き
こんにちは!
今日からは、『テニスのショットと身体』と題して、
身体の部分がどのようにテニスのショットで使われているのか?
について書いていこうと思います。
ただ注意していただきたいのは、この分野は身体について詳しい方々、
スポーツトレーナー各種、鍼灸師、理学療法士みなさん少しづつ意見が異なることがあります。
スポーツトレーナーさん同士でも違った考えを持って議論している事も多く、
その辺はテニス理論を議論し合うコーチと同じです。
最終的には、そのトレーナーの主観が物を言う分野です。
この記事も、できるだけ偏りのないものにしようと思っていますが、
僕の主観が入ります。
それ違うだろ!ってのは、当然あります。
その中で、身体っていうのは、こういう仕組みなんだなぁ、とか。
身体について知ることって、重要なんだなぁ、とか感じていただけると嬉しいです。
まず最初は、『肩甲骨』から。
この部分です。
こんなでっかい平べったい骨が、まるで羽を折りたたんだように
背中に付いてるんですね。
自分で背中を触って、盛り上がっている部分が下の黄色い線の部分です。
そしてこの『肩甲骨』の動くパターンは下の6種類です。
背中の真ん中への動き(左向きの矢印)が『内転』
その逆が『外転』です。
上に持ち上げる動き(腕は使わずに肘を身体につけた状態)が『挙上』
その逆が『下制』
腕を上に持ち上げる(ななめ上への矢印)が『上方回旋』
その逆が『下方回旋』です。
まず重要なのは、『肩甲骨』は動くということ。
ということは、その『可動域』が重要になります。
筋トレでガチガチにするよりも、
『可動域』を広げる方がテニスのショットには意外といいかもしれません。
とくに筋トレを始めてもいい年齢までは、ストレッチで『可動域』を広げることで
テニスにはとても良い影響がでると思います。
ラケットを振るには、身体の連動が必要なので、
『肩甲骨』だけを切り取って考えることはできませんが、
あえてイメージしてみます。
ラケットを同じように振っても、
びゅーんと腕が伸びるようにスイングが伸びやかにできる人がいます。
ラケットの加速の方法は、たくさんありますが、
肩甲骨の可動域が狭い人と広い人だと、
広い人の方が伸びやかにできると思います。
その分、力みは少なくて済みます。
同じようにスピンをかけようとしても、
可動域の狭い人ほど、手首をこねるように強引に使うようになるでしょう。
(これは僕の主観です、一概にそうとは言えませんが。。。僕がそうです。苦笑)
肩甲骨の動きによって、ラケットヘッドを持ち上げる動きを助けられないため、
手首や肘にたよってしまい、障害にもつながるかもしれません。
来週は、もうちょっと掘り下げまする。。。
iPhoneからの投稿
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。